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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

渇・活・喝

2009年01月28日 | 日記

Date  「渇」を埋めるためMarinaへ。

接客応対が鳴りを潜め、悶々とする船長は心身枯渇。

急いで仕事を済ませて平日エイヤッ!と出かけました。

予報で風速6~7メートルとなってはいましたが

真冬のそれは心しなければならず、完全防寒、携帯食確保と怠りません。

 

 「活」を入れるという心づもりあり。

年末正月新年会飽食に加え、膝の痛みでランブリング登山もままならず、

満身だらけ切っているので気合入れです。

 

 「喝」。そう、修行僧のあれ。

海に向かって大声出したら気分イイかなぁ、潮風めいっぱい吸い込んで・・・

想いを込めた出航は、数分後には久しぶりの洋上と言う

ハンデらしき恐怖に引きつり、耳元で鳴るビョービョーという風に

「活・喝・渇」はぶっとびます。

 

しばくしてSailingらしくはなったものの30分後には足の先の感覚が無くなり、

寒さに肺も胃もすくんで口ずさむ歌も途切れ途切れ。

観念して見渡せば、俗に言う波頭が

“白ウサギたちの乱舞”と“白ヘビ軍団”、

空は青くも羽衣の如く薄絹を掃いたよう、

セールをきる風音はほら貝の如し、対岸の工場の煙は地を這っています。

 

波しぶきを全身に浴び、ティラー(舵)をガッシと握って「渇」を癒す相棒に

「カエロウ」と云う言葉は掛けられず1時間20分にわたる航海を終えました。

「活・喝」を入れられた己は、湯たんぽ抱えてドックハウスに身を横たえ

船中の人となります。

 

片や「渇」を満たした海男はセール補修、デッキ掃除等も満喫。

 

 帰り際、新月雲も無い極寒の夜空にオリオンが厳しく光ってました。(R) 


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