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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

スクランブル(緊急発進)

2008年04月21日 | 日記

080420sailboat100ft 初夏の陽気に恵まれた午後。洋上で遅めのランチをと出航。

ビジターバースには佳麗なる大型ヨット、100ft.の外来船が停泊中。

その姿を横目に見ながらエンジン快調に・・・

と思いきや、音ばかりでなぜか遅々として進まず、

チンタラ亀の如く出口にたどり着くも思った方向へ行かず、波と強風にあおられっぱなし。

Captainは首を捻りながらエンジンをふかし、

好転しそうもない状況に徐々に顔が引きつり始める。

ティラー(舵)を任されているこちらは訳も分からず、

ただ岸壁にぶつかりたくない一心で、足を突っ張り「帰らねばっ!」っと全身を強張らせながら操作。

未熟な船乗りたちをあざ笑うかのように波風は強まり、

どうやらエンジントラブル確定となった愛艇は、木の葉の如く波間をクルクル・・・。

マリーナにスクランブルを要請。

通りすがりのセール仲間が激励しつつ援護してくれる。

「おーい!だいじょうぶかぁ!」

「・・・だめcrying

080420marinaeikou  このあとマリーナのボートに曳航されてドック入り。

プロペラがスリップ状態で全然利いていなかったらしい。

もちろん修理を依頼し、ボートに抱き合わせられ空いてるバースへ一時帰還。

同じバースの仲間が放心状態を見かね、係留を手伝ってくれて漸く安堵。

兎にも角にもホッ。

落ち着いて船内を見渡すと、お弁当箱が落ちてひっくり返り、混ぜご飯仕様になっている。

 足止めされた難民の気分で黙々とご飯を食べ、小一時間の恐怖体験の疲れから一眠り。

夕方、気分転換と厄落とし?をかね、知人に勧められたアクアトニックでヒト泳ぎする。

深層海水の塩辛さにたじろぎながらも心身をほぐし、長い半日の帰路に着く。(R)


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