元日の菩提寺の初詣とは打って変わって
二日は抜けるような青空の下、
岩津天満宮と豊川稲荷へ初詣に。
行く先々、元旦の参賀の足を取り戻すかのような人・ヒト・ひと・・・
長年 恒例行事にしていると、
神社仏閣も世につれ人に連れとでもいうのか
境内や参道・出店、はたまた御札からオトキの味まで様変わりするのが分かる。
見上げたご神木や踏みしめる石段に昔の初詣を思い出したりする。
菅原道真公ゆかりの岩津天満宮は学問と書道の神徳があり、
本殿正面に据えられた臥牛は百年以上参拝者に撫でられ積年びかりしている。
ふと「あぁ来年は丑年だ」と早々と366日後に思いを馳せる自分に苦笑。
今年も無事参拝できた平穏を噛み締めつつ、
信仰心とは気力なのかと背筋を伸ばして闊歩。
今日三日、床の間の梅の蕾がすこし膨らみはじめていた。(R)