Re:

わたしがとりとめもなく
かんがえている こと。

親愛なるあなた

2022-12-19 16:44:24 | something new
胸の中にあなたがいて
何時でも何処でも何度でも
思い描いて思い出して自由なのに

どうして
こんなに触れたいんだろう
どうしてこんなに抱き締めたくなるんだろう

顔を見たい
あなたの瞳にうつるわたしを見たい

さらさら揺れる真っ黒な髪を撫でたい

その肩を背中をさすりたい


どうして
会えなくても心の中にあなたはいて
繋がっていられるのに
どうして
涙がこぼれてしまう

会いたい
それだけ


もうこんなに焼き付いてるのに
網膜にも掌にも鼓膜にもわたしの細胞ひとつひとつにあなたがいるのに
まだ足りない

あなたを抱き締めたい

夢の中に出てきてね
わたしの頭
どうか忘れないでね

だけど触れられないなら忘れた方が楽なのか
だとしても
やはり忘れたくない

触れられない現実にもがいていたい
それすら幸せなんだと
今ならわかるから


触れたい
あなたの体温を感じていたい
あなたの息遣いを感じていたい

抱き締めると
ぴったりくっついた隅々から
流れ込んできた何かが
わたしを満たしてゆく

会いたいだけ
触れたいだけ




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