映画でデートもいいけれど、
映画とデートもいいじゃない。
日本だとあまりジャンルにされてないけど、<友情もの>って、<ロマンスもの>と並ぶ、ものだと思う。
<親子もの><友達もの><恋愛もの>って同じくらいあるでしょ。
なんなら、<フレンズ>というジャンルにしていいんじゃないかな。
スカイツリーの総工費が当時約400億円。
国立新美術館が約350億円。
『インフィニティウォー』と『エンドゲーム』が合わせて製作費約500億円。
『インディ・ジョーンズ5』が約350億円。
これに宣伝費が入るので、アメリカの超大作1本でスカイツリーが1本建つ。
邦画の超大作15億円は15階建てのビルが建つくらい。
映画の方向性を予測できる映画勘というものがある。
予告編で予測できる映画勘、本編の第一幕辺りで予測できる映画勘などあるが、これをうまく利用してみせるのが送り手と受け手のコミュニケーション。
好きな物語から要素を取り出し、自分の手でアレンジする。韓国は今それをアメリカ映画や日本映画からしっかりとやれていることに嫉妬する。『貴公子』は人間でT-1000やってるし。
日本でも、今も漫画やアニメでやってはいる。
今の実写邦画は真似に収まってしまっている。
T-1000が味方になる『ターミネーター2』をつくったら、どうなるかな。
昔々、現場二人、うち一人は出演兼任、仕上げにプラス三人(内一人は音楽)のスタッフ五人で、実写劇映画『つづく』をつくった。
キャストは五人、内演技経験者は二人で三人はほぼ演技初めてで、他の二人も映画は初だった。
総勢九人、約40分の中編だったが、約ひと月撮影にかけ、仕上げは約半年かけた。(しかも、音の仕上げはジブリの音をやっていた会社のスタジオできっちりやった)
予算は最終的に当時で50万かかった。
それで、PFFのグランプリをもらった。
上映されるたびに観客から褒められるよりも励まされる方が多かった。
すごくこだわった独特のスタイルの作品だったので、そこが伝わらなかったようだ。(映画祭はそういう作品が刺さることがまあまああるが、その後は結局、スタンダードな作品が受けるので、グランプリでも扱いはあまり良くないことがままある)
結局、それから商業で長編監督として、まともにデビューするまで7年かかった。
以後はまあまあ定期的に映画を撮れているし、実はグランプリを撮った年に商業のMVやCMの監督でデビューしている。
結局、ある程度、定番の話法で長編の映画を撮らないと映画のプロでさえ映画の技術を見抜くのは難しいのだ。
『マンティコア 怪物』を見た後で、『プリシラ』(2023)を見るとさらにホラーになります。
映画は、何本かをどう繋げて観るかで全く印象が変わる。