菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

つぶやきのまとめ 3/15

2024年03月15日 18時40分21秒 | つぶやきのまとめ

神秘を科学にして、民主化すると怒る人たちがいる。
分かってもなお貴いと伝えるようにしないとな。

 

 

政治的な発信をSNSでしてる人に、政治的な話題をふっても、まあまあ躱わされてしまう。

 

 

大ガラパコス列島はどうやら今日も平和です。

 

 

立ち話を立花氏と。

鵜が鵜飼とうがい。

災害級の最下位の再会さ、胃が痛い。

 

 

『DOGMAN ドッグマン』は少年漫画的な『ジョーカー』の犬版でした。
ある意味で、『ペンギン』ともいえる感じ。
犬の大活躍が見れて、犬の悲劇は見ないで済みます。
バンドデシネな感じはぷんぷんしてます。
いいところも多いけど、物足りなかったなぁ。

 

 

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)』は、挑戦作ではある。
なんだけど、やりたいことのために設定盛り盛りなのに、ご都合かつ無理やりな展開にし、キャラを雑に扱い(ジャイアンのだみ声やしずかちゃんのバイオリン下手がほぼ出てこないなど)、アニメーションはムラがある。
クレヨンしんちゃんっぽいのよね。
でも、43作目で、挑戦をやめない姿勢は買いたいし、シーンシーンは楽しいところもある。 
でも、おいらだったら、ジャイアンはリズム感でパーカッションでそのダミ声で最後に力を発揮させ、スネ夫がキザにトランペットかサックス、しずかちゃんはバイオリンにするし、ドラえもんに銅鑼を持たせたい。

 

 

昨日、雑誌CGWORLDのご依頼で、講演を行いました。
アニメーターやアニメ演出家向けの演技についての講演で、実写映画、生身の俳優に、どのように演技をつけているのかを講義する『演技発見術』と銘打ってやった第一回が好評で、その第二回。
第一回が好評で、同じくくりで生身の俳優が講師となって、実際に演じる方は「どのように演技を発見しているのか」で第二回をやったので、このくくりの講演としては、第三回ということになる。
アニメーターによる演技の発想って。ほぼ演技演出でありつつ、俳優でありつつ、声優とは逆に声がない状態で、あとで入るセリフは意識するという、まさにアニメならでは似て非なるものだったりします。これがアメリカのメジャーアニメなら、プレスコされていて声はすでにあって(声を入れている映像もあったりして)、それに演技をつけるということもあるわけです。
おいら、最近は、俳優だけでなく、声優志望の方にも演技を教えているのもあって、それぞれの違いに気づき、それぞれに対してのテクニックを分析する作業をしていたので、さらにアニメーター向けということで研究を重ねていってたのね。
すると、第一回の生身の俳優(声優)に向けている演技発見を教えることだったのが、一歩進んで、アニメーターに向けて特化すると、けっこう違う思考が必要だと気づいたのです。
それからが大変に。
改めて、演出家のテクニックを振り返り、日本アニメ、アメリカのアニメ(日本のCGアニメーターはアメリカの3D映画も仕事されている方も少なくないので)、日本の演技、アメリカの演技、日本とアメリカの吹き替えの演技を検証して、お話をもらってから二か月ほどかけて、分析していきました。
おいらもアニメの演出を自作でちょっとだけやったことがあり、赤い頃に、遊びでクレイ人形のストップモーションアニメをつくったりもしてたので、その時の経験なども踏まえたりしてデータをまとめていたら、途中、結局、演技と演出って、こんなに複雑なことやっていたのかと、改めて驚いたり、何を教えると刺さるのか、とウケを意識しすぎて、ちょっとした思考の迷路に入ってしまったりも。
そこで、そもそも創作した演技による物語を人に見せるときの考え方から入り、具体的に演技を発見していく実践的方法、映像物語における作劇の考え方と根源的な映像物語の基本要素という3部構成にし、二度、人前で試しなどをして、完成させることができました。
ちょっと映像出しなので、あたふたしましたが、講演自体はほぼほぼ予定通りに終えられました。
オファー側からは、内容は事前説明で、すでに好評で、菱沼による第3回のお話もしていただけたり。
俳優、声優、アニメーターとアニメ演出家に演技だけでなく、子供に幼児にも演技を教えたり、いよいよ脚本も教えるようになっています。
完全に講師業が本業になりつつあります。
だって、おいらレベルだと映画監督も脚本家も懐をあまり温めてくれないものでね。
なので、演出、脚本のお仕事、大歓迎です。寒い冬を乗り切りたい。
もちろん、演技講師の方もいつでもお声がけください。
今月は幼児、中学生、俳優に声優、個人レッスン、この雑誌の講演で、講師稼働が10日間あるので、すでに本業かな。
最近は、他の演技コーチ、演技講師がどのように教えているのかが気になっています。
演技コーチたち、俳優も交えて、意見交換してみたいなぁ。

 

 

 

昨日は、未就学幼児に演技を教えるレッスンの菱沼担当の第二回でござんした。
約ひと月ぶりに会う平均5歳児9名相手に、前回の成功と反省を踏まえた新しいレッスンを考案しておいた。
前回の反省は、道具(布と箱)に興奮しがち、他の人のお芝居(浦島太郎の1シーン)しているのを待てない、一人だと恥ずかしがる子がいる、ということ。
だから、みんな同時にやれるもの、演技的にセリフはあるけど覚えなくていいもの、物語性よりも即時性を大事にして、とにかく元気に表現をするのを重視した、感情ダンス、動物ごっこ(お芝居版も用意)、やまびこ芝居の新レッスンを用意したわけ。
で、その内、反応がいいのを重点的にやる予定にした。
ところが、保育園に入ったとたん、こないだの子が二人近づいてきて、「うらしまのセンセーだ!」「またやってくれるの?」と叫ばれる。
控室に行く間にも他の子が寄ってきて、「待ってたの!」「今日はなんの話やるの?」と浦島太郎がよほど面白かったらしい反応の洗礼を受ける。
ありゃ、しまった!? 『浦島太郎の玉手箱』は失敗も多かったなと思ってたのに、大好評じゃないか。あれっぽいのは、用意してきてないぞ……。急遽、もう一案、新レッスンを開始時間までの15分で考える。
レッスンが開始時間になると、9名が目をキラキラさせて、おいらを見ている。
凄まじいエネルギーを浴びせかけてくる。
よしとぶちかましたて、自分で笑って見せて、笑い真似や泣き真似を動き付きでやる感情ダンスは、ノってくれる子トノってくれない子が半々でいきなり不発気味。
こっりゃ、ヤバイ。
で、もまねごっこにすぐに切り替える。
動物ごっこは、シンプル極まりない、言った動物の真似をみなんでどんどんやっていき、その動物の川竜語気を一緒にやるもの。
ペンギンだったら、みんなで歩いたり、泳いでみたり、とやっていく、どんどんリクエストを受け付けて、好きな動物のいろんな動きや鳴き声をまねていく。
これが大当たり。
みんなが、どんどん好きな動物を言い、動き出す。
例えば、ペンギンなら、氷を滑るペンギンとか、どんどん自分で言うようになり、異いろんな動きをして、動物の真似をしていく。
あまりの動きっぷりに、10分でへとへとになり、「ラッコ」と言って、寝そべって休む。
だが、休ませてくれない。
そこで、勢いを止めようと、「『桃太郎』にも動物が出てくるねー」と発した。
これが、準備中に急遽考えたお芝居。
もともと『動物ごっこ』から『ライオンキング』的に、動物同士がお話しする動物芝居にするつもりだったのだが、それと浦島太郎の融合で、『桃太郎』で動物と桃太郎がお供にするシーンにしたのだ。
子供らは、それぞれ、やりたい動物を言い出した。犬!、猿!、雉! ワニ!といろな動物を言い出し、桃太郎もいるし、鬼をやりたがる子もいた。
そこで、それぞれがやりたい役をやり、桃太郎役の子になにかをねだって、もらえたら、お供になるというお芝居をどんどんやらせる。
最後はおいらが鬼(鬼役の子もいっしょに)になり、みんなで鬼退治して終わる。
よし、あと20分くらいあるから、これをもう一回やって、やまびこお芝居で締めようと思っていたら、ある子が「またペンギンやって!」と言い、みなも賛同し始めた。
ふむ、あれが楽しかったんだな、と心得て、
再び動物ごっこを開始。
すると、やりたい動物に、蜂、カブトムシ、クワガタ、テントウムシという声があがり、「電車!」の一言で、一気に爆発。
みなが電車になり、ガタンゴトンとぐるぐる回り、ヒートアップ。
「次は?」と聞くと「機関車!」「新幹線!」に交じり、「各駅停車!」とどんどん声が上がる。
そこで、好きなのをやらせ、尋常じゃないエネルギーでヘトヘトどころか、ボロボロになりかける。こりゃ、休まねばまずい。
そこで、「救急車」と言い、「センセーが病人です」と横になると、みな、サイレンを鳴らし、寝そべ多tぴらのまわりで、次々と看病を始めた。
まぁ、確実に、そりゃ悪化するだろうって心臓マッサージなんかをする子もいたりして。
そこで、こりゃいいと、「次はスマホ!」言ったら、みんな寝そべって震え出したり、呼び出し音を出したりする。
そしたら、「電池切れする、受電して」の声が上がる。
一人に、充電コードをつなげたら、みなが電池切れと言い出し、充電コードを求めてくるように。
みんなノリまくりで、どんどん新しい要求が出てくる。「観覧車!」「ジェットコースター!」「ヘリコプター」と、とても止められる状況でなくなり、暑さでメガネが曇る。
そこで、出てきた「パトカー」をやることにして、泥棒役をかって出て、捕まえて、牢屋に入ることで休む。
牢屋は全員で手をつないでつくらせて、手が離れているとそこから逃げ出そうとした。
すると、性格が出始める。
「ちゃんと手をつないで、逃げちゃうから」と協力をうながす子、「泥棒をやりたい」と言い出し逃げる子、その子をつかまえに行って、一緒に牢屋に入れる子、それを待っていて飽きた子が転がって離れていくのに近づいて、「いっしょにやろう」と話しかける子、わざと手を離して逃がそうとする子……。
そして、なんとなく落ち着いてきたと思ったら、「もう一度!」となり、あえて、「名探偵!」と言ったら、火が炎になった。虫目眼を持つ子やサッカーボールをける子、そこら中を探し回り、大はしゃぎ。
一人が、「いたっ!泥棒っ!」と、おいらともう一人をがっちり追い込み、また牢屋をつくり出す。
終わりの時間になるから、いいところでやめようとしたら、「大丈夫、まだやっていいから」と言う子がいたり。
なんとか、4度目の逮捕で終わらせる。
すると、「次はいつ?」「明日も来る?」攻撃に。
次回は決まってなかったので、なんとなく雑に「近い内に来るからね」と言ったら、「ダメだよ、すぐこないと、来月は小学校なんだから」と大人びた顔で告げられる。
こりゃ、嘘はダメだなと思い、正直に、「まだ決まってないんだよ」と言ったら、「ここじゃなくて、いいから、駅前でイベントやって」と、謎の提案をされてしまった。
控室から出て、帰ろうとしたら、さっきの子らが少し離れて、「おっさんセンセー、またね!」「うらしまセンセー、またねー!」と手を振ってくれた。
浦島太郎は地上に戻って、竜宮城には戻れないんだよ。
ついでに、レッスンを受けてない子も「おっさん、またね!」とさよならをしてくれたのだった。
たった1時間のレッスンでしたが、ボロボロになりつつも、エネルギーをもらうという状況でした。
演技だったかは不明だけど、演技らしきものの始まりを楽しいでおぼえてくれてたらいいなぁ。

 

 

 

 

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