遊園地には、縁と知がある。 『アドベンチャーランドへようこそ』

【俺は好きなんだよ】第２３６回は、『アドベンチャーランドへようこそ』(2009)


原題は、『ADVENTURELAND』。
劇中に出てくる遊園地の名前です。


スタッフ。
監督：グレッグ・モットーラ
製作：シドニー・キンメル／アン・ケリー／テッド・ホープ／グレッグ・モットーラ
製作総指揮：ウィリアム・ホーバーグ／ブルース・トール
撮影：テリー・ステイシー
プロダクションデザイン：スティーヴン・ベアトリス
衣装デザイン：メリッサ・トス
編集：アン・マッケイブ
音楽：ヨ・ラ・テンゴ
音楽監修：トレイシー・マクナイト


出演。
ジェシー・アイゼンバーグ
クリステン・スチュワート
マーティン・スター
ビル・ヘイダー
クリステン・ウィグ
マルガリータ・レヴィエヴァ
ライアン・レイノルズ
ジャック・ギルピン
ウェンディ・マリック
マット・ブッシュ
ケルシー・フォード
ケヴィン・ブレズナハン


物語。
1987年夏。
大学で文学専攻のオタクでさえないジェイムズは大学院進学を控えていた。
しかし父親が減給され、学費の一部を自己負担することになった彼は夏休みのアルバイトを探すことに。
ようやく決まったアルバイトは、長時間労働で低賃金のさびれた遊園地での仕事だった・・・。




『スーパバッド　童貞ウォーズ』のグレッグ・モットーラ監督・脚本の80年代のサブカルチャー要素満載の青春コメディ。

モットーラの経験談を基に描かれたひと夏の物語は、いままでの青春の少しあとを描いたなかなかの秀作。
アメリカでの評価も高いのですが、日本ではDVDスルーです。
ジェシー・アイゼンバーグと、クリステン・スチュワートは、若きスターでありつつ、演技派でもあります。


ラストのアドベンチャーランドのＣＭの意味が物語を見てきたあとに見ると切なく見えてくる。
青春の甘さと酸っぱさと苦みで、妙味とする思い出のような映画です。