菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

弱虫侍GO!GO!GO!  『初笑いびっくり武士道』

2006年08月18日 01時33分49秒 | 死ぬ前に観れるか?

【死ぬまでに観れるか?】第5回は『初笑いびっくり武士道』(1972)




コント55号主演による、山本周五郎原作のユーモア時代小説の映画化作品。
松田優作主演の『ひとごろし』としてリメイクされている。

タイトルに“初笑い”とあるようにいわゆる当時のお正月のプログラムピクチャー。これは、エノケンや花菱アチャコといった当代の人気コメディアン主演作品に冠されてきたものなので、他のコント55号主演作品のほとんどは、“コント55号の”と入っているのに、この作品には無いのかも。

驚くべきは、豪華なスタッフの顔ぶれ。
監督は、野村芳太郎。
脚本は、野村芳太郎、加藤泰、三村晴彦。
撮影は、川又昴。
音楽は、冨田勲。

物語は、臆病な旗本が命じられた上意討ちを果たすため、相手を追って、旅の空。
世渡りに長けた旅人や、美しい女将と出会って、自らの臆病さを逆手にとった奇抜な作戦を思いつく。
からりとした人情喜劇。

と、映画の本にはある。

この奇抜な作戦は、実は、ひとごろし』の方の物語で分かってしまったのだが、これでどうやって?という本当に奇抜ながら、山本周五郎の人間を見る眼の確かさと侍が抱えているジレンマというものがはまっているのではと推測させるので、ぜひ見てみたいのだ。
出来れば、『ひとごろし』よりも先に見てみてたいのだ。
こっちは、松田優作だから、手に入りやすいようなのね。


萩本さんには、有名になってから作られた35mmフィルムによる自主映画というのもはばかれる感じの監督作品『手』『俺は眠りたかった!!』(製作・脚本・音楽・主演も。共演で、坂上次郎さんが1人5役で出演)てのがあるのだけど、それもぜひ観てみたいのよね。
あ、シネマジャックにも監督作品入ってたね。


観たいね。



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