菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

俺なりの愛。  『マインズ・アイ』

2017年01月16日 00時00分08秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第895回は、『マインズ・アイ』(2015)

 

 

原題は、『THE MIND'S EYE』。

いわば、『心眼』ですね。

同じ邦題の2009年の作品もありますが、あちらは病気と犯罪もの。

 

 

上映時間: 87分
製作国: アメリカ

 

 

スタッフ。

監督: ジョー・ベゴス
製作: ジョー・ベゴス、ジョシュ・イーザー、グレアム・スキッパー、ザック・ゼマン
脚本: ジョー・ベゴス
撮影: ジョー・ベゴス
編集: ジョシュ・イーザー
音楽: スティーヴ・ムーア

 


出演。

グレアム・スキッパー
ローレン・アシュリー・カーター
ジョン・スパーダコス
ラリー・フェセンデン
ノア・セガン

 

 

物語。 

1980年代までにアメリカでは多くの超能力・サイコキネシスなどに関する事例が報告されていた。

その現象を兵器化するため、民間の研究所に連邦予算が投じられた。
その研究と育成指導が進むにつれ、超能力者による抵抗も激しさを増していった。
そして、90年11月。
尋常でないテレキネシス(念動力)のパワーを持つ男ザックは、逃亡と捜索の道行、パトロール中の警官に呼び止められる。
職務質問中に挑発されたザックは図らずも念力を使ってしまい、現行犯として、逮捕されてしまう。

超能力学のエキスパート・スロバーク博士の魔の手が彼に迫る。

そして、彼の研究所にはザックのガールフレンドが捕らわれていた。

  

 

 

 

 

『人間まがい』のジョー・ベゴス監督によるサイキック・ホラー。

 

 

 

ブライアン・デ・パルマのカルトサイキック・サスペンス『フュ-リー』やデヴィット・クローネンバーグの『スキャナーズ』の現代的解釈を加えた小品。

小品ながら、この2作の魂をきっちりと上げており、このジャンルが好きならわくわくすること請け合い。

脱走ものでもあり、ソリッド・シチュエーション・スリラーの要素もある。

超能力もの好きとしては、この規模で仕上げた素晴らしさに拍手喝采を送りたい。

まぁ、ストーリーはあてないようなもので、キャストも少々難はありますが。

そこは雰囲気ホラーということで。

でも、これより予算があるはずの『ストレイヤーズ・クロニクル』が恥ずかしくなる。

近年の傑作『クロニクル』は、邦画からみると意外と予算あるしね。

 

 

 

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