菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

火の馬 灼熱編    『オーシャン・オブ・ファイヤー』

2010年06月02日 00時00分32秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第227回は、『オーシャン・オブ・ファイヤー』(2004)


原題は『HIDALGO』。
ヒダルゴは、登場する馬の名前です。実は実話。


スタッフ。
監督:ジョー・ジョンストン
製作:ケイシー・シルヴァー
製作総指揮:ドン・ゼプフェル
脚本:ジョン・フスコ
撮影:シェリー・ジョンソン
プロダクションデザイン:バリー・ロビンソン
編集:ロバート・ダルヴァ
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
 
 
出演。
ヴィゴ・モーテンセン
オマー・シャリフ
ズレイカ・ロビンソン
アダム・アレクシ=モール
ルイーズ・ロンバード
サイード・タグマウイ
アドニ・マロピス
C・トーマス・ハウエル
J・K・シモンズ
ピーター・メンサー


物語。
1890年、ワイルド・ウェスト・ショーで華麗な乗馬テクニックを披露するカウボーイ、フランクとその愛馬でマスタング(ネイテヴ・アメリカンの小型の雑種)のヒダルゴ。
彼らはそこで“世界一早い馬と騎手”と謳われていた。
その噂を聞きつけたアラブの族長はフランクとヒダルゴを千年もの歴史を持つ競馬耐久レース“オーシャン・オブ・ファイヤー”に招待した。
それは灼熱のアラビア砂漠を3000マイルかけて縦断する文字通りのサバイバル・レース。
王の血族と由緒正しいアラビア馬のみが出場できるレースに初めて“例外”で参加したフランクとヒダルゴは、自らの誇りと命をかけて決死の闘いに挑む!



キャッチ・コピー。
生き残れるか――!?
それは、史上最も過酷なサバイバルレース。





19世紀末の灼熱のアラビア砂漠を舞台に、全長3000マイル(約4800km)にも及ぶ過酷なサバイバル・レースに参加した一人のカウボーイとその愛馬ヒダルゴの壮絶な運命を、実話を基に映画化したスペクタクル・アドベンチャー・ロマン。



『弾丸を噛め』や『遥かなる大地へ』などに並ぶ馬レース・モノの佳作。
競馬モノはけっこうあるのですが、これはラリーに近いのでね。
ロードムービーは定番ジャンルですが、ラリー・モノって少ないのよね。
『キャノンボール』シリーズとか、『おかしなおかしなおかしなせ界』とかあるけど。


しかも、実話というから恐れ入ります。

オーストラリア人のヴィゴ・モーテンセンの鋭い精悍さは、馬と西部劇が本当によく似合う。
しかも、乗馬姿が美しいのよね。
勝手に世紀末西部劇だと思っている『ザ・ロード』も楽しみ。
馬は出ないけど。


ジョー・ジョンストンは、『遠い空の向こうに』とこれという実話モノで力を発揮するので、侮れないのです。




異邦人モノとして、見るのも一興の佳作。
『スティール・ボール・ラン』がお好みの方にもオススメですぜ。












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