書名 :戦車と戦車戦-体験で綴る技術とメカと戦場の真相!-
著者名 :島田豊作/ほか著
要旨 :戦車と自動車はどこが違うか。最良のエンジンは。真に強い戦車とはどんな戦車か…。陸上戦闘の切り札・最強戦車の設計開発者や作戦当事者たちが、日本戦車隊の実力と編成装備の全貌を赤裸々に語る。
ノルマンディ上陸作戦Dデイである今日 大々的に開催されたAKB総選挙の結果 !
まぁ順当といえば順当ですが...スプライズがちょっとほしかったかな...
敬愛する峯岸みなみ様が14位と去年の15位からひとつ上がったのはとてもうれしいです ♪
それはさておき...
新型の自衛隊10式戦車(ヒトマルシキと読むらしいです。)がちょっとかっこいいぞ と思ってたらタイムリーにこんな本が出たので読んでみました。
帝国陸軍の戦車って...薄い装甲、小さな砲のマメ戦車...って漠然としたイメージだけでしたが...
この本を読むと...
その予想をさらに越えたちっちゃさで...驚きました。
主力の2台のスペックは... 95式軽戦車:約7t、37mm砲... 97式中戦車:約17t、47mm砲...
装甲が25mmしか(!)なかったので、自軍からも ドラムカン と呼ばれてたそうです。(薄いから)
大戦中 ”白兵戦なら世界最強” といわれた歩兵の補助的な一武器としてしか最初は見られてなかったようで...
台数も少ないし...欧米の数百台規模の大戦車隊のイメージとは思想からしてかなり違います。
「戦車の最後は、軍艦と同様に敗戦以前のものだった。歩兵の分属使用と欧州の重戦車の役割を両方果たそうと...二兎を追って、一兎をも得られなかったのが現実だ。しかし、このことと戦車隊の勇戦奮闘とを混合してはならない。それどころか、これがためにわが戦車将兵の勇戦苦闘は、一段とその光彩を放ったのだ。」
たしかに
アメリカのM4シャーマン中戦車を倒すには97式中戦車でも70mの超近距離まで命がけで近づき、さらに装甲の薄いところをピンポイントで狙わなくてはいけないという...
もう まさに決死隊...
昔の兵隊さんはすごかったと...本当に思います。
そんな日本のマメ戦車の対極にあるようなのが
ドイツ軍の重戦車...
不謹慎だと思いながらもティーゲルや88mmという言葉に熱く反応してしまう男の子はきっと少なくないはず...
で
そんな重戦車が縦横無尽に走り回る、こんな本も読んでみました。
書名 :ノルマンディー上陸作戦1944 上・下
著者名 :アントニー・ビーヴァー/著 , 平賀秀明/訳
要旨 :「史上最大の作戦」の全貌を活写。Dデイ(6月6日)における怒涛のオーヴァーロード作戦からカーン攻略に至るまで、「史上最大の作戦」の全貌を、巧みな語り口で活写する。世界的大ベストセラー、戦史ノンフィクション決定版
Dデイは有名なので昔から たくさん本や映画になったりしましたが、この本はまさに決定版的な感じです。
NETの発展もあるのか、膨大な最新情報量が網羅されており...リアルに戦場の硝煙の香りが漂います。
しかし...
戦場は想像を絶するカオス...
連合軍もドイツ軍も...もう混乱の極み...
戦車を海に浮かべて沈没させたり...味方同士で攻撃しあったり...道に迷ったり...指揮者がいきなり死んじゃったり...えらいさん達はワケワカランチンばかりだし(とくにモンティ将軍なんて...)
そんな中でも 現場の兵隊さんたちの奮闘は...もうなんで、そんなにがんばるんでしょう? って感じ。
悪の兵団のイメージ強いSSなんて...歩兵で1/10、砲兵で1/50、航空部隊1/∞...な圧倒的な戦力差をものともせず、戦線を維持していたのでした。
中盤になって、やっと 世界最強 SS装甲教導師団 が戦場に到着したときなんて...
不謹慎ですが...思わず熱くなってしまいました...
上下でけっこうボリュームありますがお勧め ♪