Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

人間の境界はどこにあるのだろう?

2008-12-02 22:52:26 | 猿系のいろいろ


原題 SO YOU THINK YOU'RE HUMAN?
著者 フェリペ・フェルナンデス=アルメスト
出版 岩波書店


”人間として扱われるべき存在の境界はどこにあるか?”

という深いテーマの本です。
いろいろな事象について書いてありますが、MONKEY的なところをピックアップすると...

☆類人猿は、人間の言語の生成と処理にかかわっているブローカー野やウェルニッケ野に相当する解剖学的部位を全て持っている。

☆ルワンダのマウンテンゴリラはいびきをかくような息づかいで和平、友情、なだめやなぐさめを表現する。

☆アトランタのヤーキース霊長類研究所のボノボの雌たちは、ときに死んだネズミやゴキブリを頭の上に飾りのようにのせる。一日中ずっとのせたままにして、そうすることで喜びを見出している。

☆同じくヤーキースのチンパンジーの雄達は大雨が近づいてくると、集まってみんなでいっしょにからだをゆらゆら揺らしたり、足を踏み鳴らしたりし、雨踊りのようなことをする。

☆飼育から野生に戻されたオランウータンが、残り火と乾いた木を同時に置き、息を吹きかけ、なべの蓋で勢いづいた火をあおり、さらに灯油をかけることさえした。

☆多くに類人猿やサルたちが強化や報酬無しに絵を描く。

などなど...

言語使用、道具製作、抽象的想像力、自意識、何を取り上げても、それを見せる類人猿は存在するそうです。


さらにビッグフット的なことも書いてありました。


中世ヨーロッパには伝説の野生人というのがおりました。
森に住む野生人、ホモ・シルベストリスは、中世の文明化した西欧のまわりを縁取る森のなかにすんでいたとされ、中世絵画でよく好まれた題材でもあります。
彼らは、ラインハルトの手稿本にも、オランダのタピストリーにも、アルハンブラの天井画にも、ノルマンディーの紋章にも、ババリアの皿にもいます。

その毛むくじゃらで大きな姿はまさにビッグフット!









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