Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

孤高の人

2012-01-28 22:15:19 | Climbing

最近 あちこちでぶら下がってます。

結果 懸垂回数が当社比2倍になりましたが、クライミングジムに行くには、まだまだ話にならない低レベル...

そんな今日この頃...モチベーションUPのために孤高の人(漫画版)を完読 ♪

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載。YJコミックスより全17巻。

原作:新田次郎。漫画原作:鍋田吉朗、高野洋。作画:坂本眞一。2010年、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。

 

連載初期にちょっとだけ読みましたが...当時はクライミング休止時でしたので...気にはなってたものの、その後スルーでしたが...

1、2巻はインドアでのフリークライミング大会 ♪ が舞台なので、単行本で改めて読みだしましたが...

予想以上にDEEPなストーリー展開 ! あまりに見事な画力 ! で...はまりまくり ♪

前人未踏のK2東壁を単独で制覇することに全人生をかけて挑む !

14~17巻の4巻かけてのK2との戦いの壮絶さと圧倒的な迫力 !

やっぱり

K2ってのがいいです。世界2位の高さももちろんのこと...世界最難関の山...エヴェレストがもう延べ2000人以上の登頂者がいるのにK2はいまだ250人...

無酸素で登頂した人の半分は降りる途中で死んでるらしいです...

人食い...

 

山岳小説や漫画や映画やドキュメントなどなど、山ほど読んだり見たりしましたが...

この作品はもうほとんどYAYA山岳系ランキングNo1 !

細かく気になるところはちょっとありますが...そんなのはどーでもよくなる山との戦いの壮絶さ。

たぶん全巻そろえてしまうでしょう。

 

新田次郎さんの原作”孤高の人”は”加藤文太郎”という昭和初期に実在した登山家をモデルにしています。

漫画版”孤高の人”は舞台を現在にして、かつストーリーも変わってますが...

メインの登場人物の構成は原作に沿ってます。

 

しかし

YAYAが初めて”加藤文太郎”を知ったのは、この本。 

書名   :白き嶺の男                                                           
著者名  :谷甲州/著                                                           
要旨(BOOK):加藤武郎は、その類稀なる体力と判断力、そして登攀の技術で伝説のクライマーとなる。活動のフィールドも、日本の山々からヒマラヤへと広がっていく。限界の中で死と向かい合い、山に人生を賭ける男たちの熱い想いを余すところなく描ききった山岳小説の傑作短篇集。1996年の新田次郎文学賞受賞作。

この本も”孤高の人”を現代に変えたストーリー。

単独行者、不死身の加藤といわれた最強クライマーを現代によみがえらせ、加藤がいけなかったヒマラヤの8000m峰に挑ませる ♪

他人に理解されない単独行者としての孤独と強さが実にすばらしい ♪

 

当然 次は”加藤文太郎”本人が書いた本 !

書名   :新編単独行                                                           
著者名  :加藤文太郎/著                                                       
要旨(BOOK):1930年代前半、高峰の冬期登山が一般的ではなかった時代にたったひとりで厳寒の北アルプスを駆け抜け、「不死身の加藤」との異名をとった加藤文太郎。風雪の槍ヶ岳北鎌尾根に消えたその生涯は、新田次郎の小説『孤高の人』でも知られているが、彼の真実は残された著作にある。本書は遺稿集『単独行』は編集し直し、詳細な解説を加えた決定版。

実際の加藤文太郎は解説によると大企業”三菱”の造船所の技師として働きながら、当時は地元の猟師をガイドにして行われていた登山を単独で行ってました。

登山計画は実に緻密で、装備や食料に斬新な工夫を加えるなど時代のさきがけであったようです。

ちょっとイメージ違いました。

 

次に読んだのは新田次郎さんの孤高の人 ♪

書名   :孤高の人

著者名  :新田次郎/著 

昭和初期、ヒマラヤ征服の夢を秘め、限られた裕福な人々だけのものであった登山界に、社会人登山家としての道を開拓しながら日本アルプスの山々を、ひとり疾風のように踏破していった“単独行の加藤文太郎”。その強烈な意志と個性により、仕事においても独力で道を切り開き、高等小学校卒業の学歴で造船技師にまで昇格した加藤文太郎の、交錯する愛と孤独の青春を描く長編。

山岳文学の傑作 ♪

漫画版”孤高の人”と異なり、加藤文太郎の生きた時代を舞台にした実話に近い話。

なんといっても単独行者という当時はあまり理解されない山行をしていたことのよる周囲の人や山岳界からかかるストレスとの戦いがたいへんそう...

いまでこそ山登りはだれでも楽しめるようになりましたが、ほんの少し前までは山岳会に所属しないで山に登ることは、事故が起きたときに救助に行く仲間がいないので、厳しい目で見られていたのでした。

そんな中でも、山を愛し、鍛錬に励み、いつの日かヒマラヤに行く日を夢見て、かなりの額の資金も貯金していました。

死ななければ(死んだときは同行者がいました。逆にそれがまずかったとの説も...)ヒマラヤにいけたのかも。

 

そして現在、図書館に予約を入れているのが最近出版されたこの本 ♪

書名   :単独行者(アラインゲンガー)                                         
副書名  :新・加藤文太郎伝                                                     
著者名  :谷甲州/著                                                           
要旨(BOOK):昭和十一年一月、北アルプス・槍ヶ岳北鎌尾根で消息を絶った加藤文太郎。彼は、たったひとりで冬山を次々に踏破し、「単独行の加藤」として名を馳せていた男だった。案内人(ガイド)を連れた登山があたりまえだった時代、あえて単独行を選んだ彼は、決して特別な存在でも、超人的な力をそなえていたわ けでもなかった。ごく普通の人間的な弱さをもった男が、なぜひとりで、しかも苛烈な冬山を志向したのか?構想35年。谷甲州が、史実を元に真実の加藤文太郎像を描ききる。『山と溪谷』に好評連載され、大幅に書き下ろしを加えた、本格山岳小説。

 

一番最初に読んだ”加藤文太郎”本の白き嶺の男の作者が、今度は加藤文太郎が生きた時代を舞台にした話。

孤高の人の最新バージョン ♪

早く読みたい ♪

 



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