Monkey-ATAX

北米に生息する伝説の獣人 ビッグフット を追い求め、いろいろ活動しています。

今年読んだ本 ベスト10

2012-12-30 17:07:36 | 

2012年12月30日現在...

今年 完読した本は 276冊 

内訳はノンフィクション 212冊(77%)、フィクション 64冊(23%)

そんな本たちの中から個人的趣味でベスト10を選んでみました ♪

(10冊の中でのランキングは難しいので順位無し。)

 

ロッキード・マーティン巨大軍需企業の内幕

自衛隊の次期主力戦闘機F-35を作っているメーカーさんの本です。F-22ラプターなどすごい飛行機を作ってますが...実は核兵器、ミサイル、クラスター弾も製造してて、さらに世界最大のインテリジェンス企業でもあります。しかし一番すごいのは政治力!どこまで本当かわかりませんが、この本の通りならアメリカの政治家、軍はもうこの会社のいいなり状態...飛行機の開発費よりもロビー活動にかけるお金のほうが多いのではないかとさえ思えるほど...日本でも70年代にトライスター売込みでの”ロッキード事件”なんてのありましたし、今回のF-35も、もしかしたら...なんてことさえ考えてしまいます。

 

チョコレートの帝国

日本ではあまり目立ってませんが、実はマーズ社とハーシー社は世界最強のお菓子メーカーです。いろんな菓子や食材のブランドを傘下におさめ、ほぼ世界を掌握しています。そんな2社の栄光の起源はチョコレート♪ マーズ社のM&Mやスニッカーズ、ハーシー社のKISSや板チョコはYAYAも好きです。 しかし...ミルクチョコレートの開発は実はとても難しくて、なんと初めてできたのが1875年。(電信、カメラ、マシンガンの方が先...)それを苦労の末に初めて大量生産化できたのがミルトン・ハーシー♪ その直後に登場したマーズ社とのチョコレート大戦等の模様はまさに「リアル・チャーリーとチョコレート工場」的なおもしろさです♪

 

ウッドストックへの道-40年の時空を超えて主宰者が明かすリアル・ストーリー-

1969年に行われ、50万人以上が集まった伝説的フェス「3DAYS of PEACE&MUSIC」のすべてを、スタッフ、ミュージシャン、参加者、住民、ジャーナリストの証言を交えて明かすドキュ本です。主催者のマイケル・ラングさんをはじめ、多くのメイン・スタッフは当時20代!当時のHIPなノリで一気に駆け抜けた彼らの行動力が凄いです♪ 会場となる町の自治体や音楽界の大物Pやらとのゴタゴタや想定を遥かに上回る観客数、悪天候...等々のドタバタ...結果も大赤字でのちに巨額の儲けになった版権も大手メディアに取られてしまいます...そんなこんなでもめげないスタッフが素敵です♪

  

聖書男-現代NYで「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記-

ひげを切らない。全身白の衣服を身にまとう。杖をもって街を行く-。聖書の本当の意味を捜し求めるため、可能なかぎり聖書の言葉どおりに暮らしてみた著者が、おかしくも真摯な387日をつづります。まさに苦行...調べればどんどん出てくるへんな決まりごと...原理主義も突き詰めればパロディになってしまいます。

 

極北

凍死するとき、最後に感じるのは、身体が焼けつく感覚だ。心臓は最後の熱い血液を皮膚に向けて送り出すが、その一方で内臓は既に機能を終えている-。酷寒の迷宮、極限の孤独。 大きな戦争で荒廃したシベリア奥地的な舞台で一人タフに生き抜く女性のお話です。 一見アリガチな設定ではありますが...作者はチェルノブイリ近郊や北部シベリアやチェチェン、アゼルバイジャンなどの紛争地にまで取材を行い、非常にリアルな世界感を描き出しています。

 

垂壁のかなたへ

現在世界最強のクライマーである著者が難攻不落の巨壁 ナンガ・バルバットのルパール壁に挑むこの本... クライミングの記述が あまりにすさまじく、かつリアルで...周りの酸素濃度がひくくなったような錯覚さえ覚えます。 著者の体験した極限レベルが他の本の著者とは一線を画してます。 今年数多く読んだ山岳系本のベスト。 なおこの本は図書館本ではなくマイ本です。 しかも著者のサイン付き ♪

 

エリア51-世界でもっとも有名な秘密基地の真実-

超音速爆撃機等の超秘密兵器のテストが行われ... UFO好きなら知らぬ者のいないロズウェル事件が起こったところ... 禁断の秘密基地の全貌が遂に明らかに ! アメリカはその存在をけっして認めないけど...ネヴァダ州の砂漠地帯に実在する軍事施設エリア51 ! 100人以上の関係者証言をもとに、その内部に初めて踏み込む! 今年も超常現象系の本が10冊くらいでましたが、たぶん その部門ではベスト ! グレイの正体とは !

 

Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail

Pacific Crest Trail 略して PCT...アメリカ西部のメキシコとの国境線からカナダとの国境線まで連なる4285kmの超ロングトレイル!立ちはだかるは4000m級のシェラネバダやカスケード山脈!そんなトレイルを26歳のアウトドア初心者女子がソロで旅します。 最初の頃、パッキングだけで1時間もかかるような初心者なのに、世界でも有数のロングトレイルに突撃する...で...体中がマメだらけ、怪我だらけになりながらも突き進む... その心意気が理解不能で素敵です。 

 

ベン・トー  -サバの味噌煮290円-

スーパー閉店前の売れ残り・半額ベントーを命がけで争奪するという、ちょっと おバカなストーリー...でも...異常に盛り上がるバトルシーン ♪ たちまくりの女性キャラたち ♪食欲を激しく刺激する究極の食材 ♪ 男の子の ありとあらゆる欲望をギューギューに詰め込んだ このシリーズは...かなりお勧めです ♪ もしかしたら今年のフィクション部門1位かも。

 

 

アグルーカの行方-129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極-

北極海を舞台とした19世紀の極地探検史上最大の謎、129人全員が行方を絶ったフランクリン探検隊。 公式な記録は無いが...彼らにはアグルーカと呼ばれる生き残りがいた!? その伝説を追いもとめ、著者はフランクリン隊が辿った北極海の氷原を徒歩で旅します。 -50℃の想像を絶する寒さ、荒れて通れない誰一人いない氷原、回りをうろつくホッキョクグマ... リアルにエクストリームな旅と 謎の解明... 思いっきり濃厚です ♪