書名 :ナバテア文明
著者名 :ウディ・レヴィ/著 , 持田鋼一郎/訳
原書名 :The lost civilization of Petra./の翻訳
要旨 :「新・世界七不思議」の一つペトラ遺跡の初の本格紹介!BC3~AD9世紀、ユダヤ王国に隣接し、砂漠に壮麗な神殿を残して消えた謎の文明。姿なき神から人格神の形成へ、インドとの交流、ギリシャ・ローマ文化の影響など歴史的・文化史的意義を解明する。図版69点収録。
現在でいえば、イスラエルとヨルダンの南部に広がるナゲブ砂漠。
その地で紀元前6世紀から約千年もの長きにわたり、香料やアスファルト等の通商で栄えたナバテア王国。
しかしナバテア王国は歴史に登場したときと、同様、謎を秘めたまま、世界史の舞台から忽然と姿を消します。
わずかな碑文以外に、その秘密を解く文献は存在せず...
かくて現存する記録は、答えを与えるというよりも、今日、より多くの謎を提出している。
そんな萌えるナバテア王国なので
この本を図書館の新刊リストで見つけたとき、速攻で予約を入れました ♪
なんといっても...
ナバテアの王都であった ペトラ には昔 行ったことがあるのです ♪
ペトラは場所が政治的に非常にややこしいエリアにあるため、あまりメジャーではありませんが 「新・世界七不思議」の一つであり 「世界遺産」でもあります。
「インディ・ジョーンズ」で聖杯が隠されている場所のロケにも使われてます ♪
ロケで使われた通称 「宝物殿」にて...
ペトラは滅んでから1000年もの間、土着のベドウィン以外にその実在を知られてなかったです。
その後も周辺エリアが中東紛争の中心地とありつづけたため21世紀の今になっても、その秘密のベールはほとんど解けていません。
周辺はこんな感じのなにもないところですし...
近くの村からの道もこんなで...馬に乗っていきます。
中心部だけでも12平方キロある巨大な遺跡です !
以下 YAYAの記憶が正しければ...
「王宮の墓」
「トリクニウム」
「ドゥシャラの神殿」
等々...
まともに見るには1週間かかるといわれてます。
この本の著者はイスラエルの人です。
よってつい最近までヨルダンの遺跡を研究するなんてことは不可能でしたが...
中東の和解が一部で進んだこともあって、お互いの遺跡を行き来できるようになったようです。
でも、まだまだ 未調査の遺跡がたくさんあって、これからの研究に期待です。
いつか ナバテア版の「死海文書」なんてのが発見されるかも ♪