書名 :香水の歴史
副書名 :フォトグラフィー
著者名 :ロジャ・ダブ/著 , 新間美也/監修
出版者 :原書房
YAYAのアイポッドにはパフューム様の曲が全て入ってます♪
映画化されたパトリック・ジュースキントのベストセラー本 ”香水 ある人殺しの物語” も大好きです。
だからって訳じゃないですが
香水には、すごく興味があります♪
嗅覚は五感のうちでも最も本能的。
意識的であるかないかにかかわらず、人は匂いの影響をけっこう受けてます。
お年頃の女の子が父親の匂いをクサイといやがるのも、できるだけ異なるDNAを異性に求める生物の性...
体臭により、DNAの近い・遠いを判断し、子供のDNAの多様化を図り、生存の確率を上げる作戦♪
近縁のチンパンジーやゴリラも、雌はお年頃になると群れから離れます。
だから
お父さんキライといわれても、それは仕方が無いことなのです。
まぁ
それはさておき
香水のすばらしさですが...
なんといっても
材料の希少性がすごいです。
アンバーグリス(竜涎香)はマッコウクジラの腸内でできる結石。
捕獲した鯨の体内から取り出したものは価値がなく、自然に排出され、長い間、海の上をただようことにより香がよくなるので、海岸とかで偶然にみつけるしかない材料!
グラース産のジャスミンは1kgの精油を得るためには500万個の花が必要で、その価値は400万円/kg!
ムスク(麝香)はチベットやネパールに住むジャコウジカの分泌物。
貴重なこのアニマルノートの合成香料を作った科学者はノーベル賞を獲得!
サンダルウッド(白檀)はインドのマイソール産のもの、しかも樹齢30年以上の木でなくてはならず、伐採時期はインド政府により厳しく規制されている!
などなど
これらの超希少な材料を、惜しむことなく使いまくり...
更にラリックやバカラの超高級容器に入れる!
まさに究極の一品
最近の製品は安価な合成香料の配合量が増加傾向にありますが...
それでも
なんかロマンチック♪