著者;桜庭一樹
出版;講談社
あなたとは、この世の果てまでいっしょよ。
呪いのように。
親子、だもの。
ママの名前は、マコ。
マコの娘は、コマコ。
桜庭一樹様の名前を最初に知ったのはこの本でした。
新聞の書評に載ってて、前述のような異様な母娘関係に恐怖し、
すごく読みたいと思いました。
母親と娘というのは、なんか難しそうな感じがします。
チンパンジーでもお祖母ちゃんが娘の子育てを手伝うように
長く、濃密な関係が死ぬまで、ずっと続いていきます...
いろいろな感情が、静に、じわじわ堆積していくようで
YAYA的には精神的に耐えられないような...
そんなDEEPな本でした。
日本の作家のフィクション、しかも重めの私小説的なテーマは、
シンジとエヴァみたいに、本とシンクロしやすいYAYA的には、
魂を乗っ取られるようで、ちょっと苦手ですが...
桜庭一樹様の場合はなぜか大丈夫...
洋物を日本で一番読んでいる作家といわれるためか、
なんか、ほどよくシンクロできる洋物の雰囲気があります。
なので読んでても、苦痛が少ないです。
最新作の”製鉄少女”の予約も待ちも、あと少しになりました。
楽しみ楽しみ♪