女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

数字マジック。

2018-04-07 12:53:38 | 老化現象・老後準備

友人のKちゃんは完全主義者。

行動する前にきちんと計画を練り、ほとんど失敗がないのです。

わたしはKちゃんのそこが苦手でした。

そのKちゃんが最近、チョコチョコと失敗をやり始めました。

バンザ~イ!! 


「きょう、職場の台車に敷く板を買いに行ったんだけど、

その前にきちんと寸法を測っていったのに、買ってきたら大きかったの。

こんな事初めて!! すごいショック!!

長さが139センチだったけど、

念のためもう一度計って139センチって確認もしたのに・・・」

としょげるKちゃん。

「でも、長かったからよかったじゃない。

短かったら買い直さなきゃじゃないの」

とわたし。


139センチは、ほぼ140センチ。

その情報が頭の中でいつの間にか149センチになって、

購入時には149センチが実測した数字のように、

どーんとしゃしゃり出たのじゃないかな・・・。


わたしも何度か数字マジックに陥ったことがあります。

以前行っていた美容院は予約制。

その日は11時30分の予約でしたが、

11時に美容院から電話が入りました。

「きょうの予約で間違いないですよね」

「今電車に乗るところですから、もう少しお待ちください」

「はい、お待ちしています」

でも、美容院に着くと予約時間は10時30分でした!!!


スケジュール帳には10時30分と記入しましたが、

記憶するときに10時過ぎというより、11時前と記憶して、

その11時が記憶のポイントになって、

間違った11時30分が記憶されたのだと思います。


わたしはこの数字マジックに何度もはまっていました。

集合時間を自宅の出発時間と間違えたり、

お釣りの硬貨を少なくもらおうとして、

支払額の硬貨をお釣りの硬貨を渡したり・・・。

昔は数種類のことを同時進行でやりながら、

間違いなくこなせていたのに、最近はひとつのことでさえ、

満足にできなくなることが増えました。


数字マジックを避けるためにはどうしたらよいのでしょうか?

スケジュール帳に書き込めるものは書き込み、

事前の確認をして、直前に起こるものには、

慌てずに自分の判断を過信しない。

多少の間違いは覚えておくことが必要だけど、

またやっちゃった!と笑い流す。


老化現象を止めることはできません。

諸先輩の経験や、いろいろな情報を参考にして、

自分なりの老化と付き合い方を、模索していきたいと思っています。