もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

月影番外地 その7「暮らしなずむばかりで」 見てきました

2023-02-03 00:56:18 | お芝居

月影番外地 その7「暮らしなずむばかりで」  ザ・スズナリ 2023.01.25 19:00~

高田聖子さん主催の「月影番外地」のお芝居。。。
「どどめ雪」「あれよとサニーは死んだのさ」も見たので、今回も是非ということで、チケットゲット。
そしたら、まさかの最前列で・・・
スズナリですからねえ。もう「かぶりつき」の席でございました。

話の内容は
「能見(高田聖子)は一人暮らしを始めた。
父はとっくに他界。
同居していた母が亡くなり、小さなアパートを借りたのだ。
今まで母の介護に使っていた時間が空いたので習い事でも始めたいが、「『これを最後の趣味として一生続けたい』と思うと、簡単に選べない。」と思っているうちに人生に迷い、散歩の途中で立ち尽くしてしまうことが増えた。
…が、いざ立ち尽くしてみると、道を聞かれたり、宗教に勧誘されたり、立ちんぼと間違えられて値段交渉されたりと忙しい。それで能見は〝立ち尽くす〟を趣味にしてみた。

 能見のアパートの大家は、逆巻(宍戸美和公)という女だった。
小さな会社の平社員だが、全財産を費やして安いアパートを買って大家になったのだ。
普段は会社勤め。管理は不動産屋に任せている。でも大事なアパートを大切に使ってほしい。特に、能見の入居した203号室は、老後に自分で暮らす予定の部屋らしく、「大事に使っているかしら」と2日に1回様子を見に来る。

能見の隣の部屋には庄司(松村武)という男が住んでいる。
サラリーマンのようだが出張が多く、平日はほぼ気配がない。 

ひょんなことから、庄司の留守中に、庄司の部屋の中に入ることになった能見と逆巻。
庄司の部屋には、何も家具がなく、生活の気配がほぼなかった。
実は〝庄司〟は偽名であり、本当の家は別の町にあり、家族もいたのだ。
わざわざ偽名でアパートを借りた理由は、〝家族に邪魔されずに、週末静かに読書するための隠れ家〟ということらしいが…。
 
そうして3人は知り合い、50代に相応しいテンションで仲間になった。その後、50代には相応しくない理由で夏休みの小学生のような冒険に出ることになるのだ。冒険の過程で、3人の大人としての秘密が垣間見えていく…。」(公式より)


話は、東京の潮見にあるアパートの能見の家に、大家の坂巻に忍び込んでいたことから始まる。
坂巻は、自分の持ちアパートの、能見の部屋に将来住むつもりでいたので、きれいに使っているかを確認するために見に来ていたと話す。
そこに隣に住む庄司という男が現れ、二人に「友達になろう」と持ち掛ける。

始めは警戒していた、能見と坂巻も、友達になることにし、3人は同年代、お互いの趣味を紹介しながら、だんだんと仲良くなっていく。

そんな中、坂巻は、元アイドルだという能見の弟にだまされて、全財産を奪われてしまう。
庄司は、実は別の町に家庭があり、離婚を決意してあらためて潮見に来たと。
そして、五十になってから初めて吸いだしたというタバコの寝たばこによって、能見はアパートを全焼させてしまう。
3人は3人とも茫然自失となるが。。。

能見が昔地元でつきあっていた元カレに貸していたお金が戻ってくるということに希望をもち、3人は能見の故郷に向かう。
元カレは金持ちになっているので、アパートの再建資金になるかもと、思っていたが、カレはすでになくなっていて、
その妻から預かっているものがあると言われ・・・しかし、戻ってきたお金は、大した金額ではなく、アパートの再建資金には程遠い。

その時、能見が、その元カレと昔、銀行強盗をする計画を、ふざけてたてていたことを思い出し、そのノートを見つける。
計画は、天候や、川などの地形も含めてしっかり立てられたもので、それをやってみよう。死ぬ前に一度やってみたいという。
お金は取らない。誰も傷つけない。金庫をやぶるだけだと。。。
坂巻と庄司もその計画にのることとする。

金庫にうまく忍び込んだ3人だが、見つかって、逃げて、予定どおり、増水した川をさかのぼって逃げる3人。。。

最後の結末は、、、その後3人がどうなったかは、描かれず幕


いやあ、笑ったし、ハラハラしたし、ほっこりしたし、ジーンとしたし、いろんな感情を感じさせていただいた
とても良い芝居でした。
キャストの熱量も、それから客席の熱量をとても感じました・・・
久々だったな~こういう熱さを感じた芝居。
いい芝居が見れて幸せでした。

50歳をすぎてからの友達って、なんかうらやましい。
学生時代からの友達って、やっぱり生活環境がかわったりすると、なかなか会う機会もなくなって。
家族とは違う友達がほしいときありますよね。
3人は庄司のペースに乗せられて友達になった感はあるけど、でも、いい関係で、最後は冒険しちゃいますもんね。

キャストの皆さんの演技と熱演で、濃密な時間をすごせました。
2時間があっという間だったなあ。。。

キャストの感想は、、、言うまでもないけど、
もちろん、主役の3人を演じた、高田聖子さん、宍戸美和公さん、松村武さんは最高でした。

さらに、何役も演じられていた、た森戸宏明さん、信川清順さん、田村健太郎さんがまた素晴らしかったです。
この芝居が、こんなに面白くなったのは、彼らの力によるものでしょう。
またこういう芝居が観たい!とつくづく思ったのでした。

コメント
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