もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「迷子の時間-語る室2020-」見てきました(ネタバレ含む)

2020-12-11 00:56:06 | お芝居

PARCO PRODUCE「迷子の時間-語る室2020-」 パルコ劇場 2020.11.18 19:00~

イキウメの前川さんの芝居。絶対見に行きたかったのに。。。
亀梨くんが主演だからか、争奪戦に負けて、、、何とか、別サイトを経由してチケットゲット。
それでも、最後列という。。。
ただ、PARCO劇場はホントに後ろでも見やすく、楽しんでみることができました。

惜しむらくは近くの席の方の、携帯のバイブ音がうるさかったこと。ホント残念。
どうも遅れてくる友達(半分くらいたったころに現れた)と連絡とってたみたいですが、
バイブ音も響くことわからないんですかね。みんな、その人の方を迷惑そうに見てるんだから
気づけよ!ってことです。
暗くて止め方がわからないなら、一度外に出て止めてきてよとも思いました。
けっこうひどかったです。

さて、話の内容ですが、前川ワールドだ!って思いました。
私はこの世界が好きなんで、ホントに見れてよかったです。


公式のあらすじから
「田舎町、ある秋の日の夕方。
 人気のない山道で、一人の園児と幼稚園送迎バスの運転手が姿を消した。
バスはエンジンがかかったままで、争った跡はなかった。
 手掛かりはほとんどなく、五年経った今も二人の行方は分からないままだ。
 消えた子供の母、その弟で最初に現場に駆けつけた警察官、消えたバス運転手の兄。
それぞれが思いを抱えながら向かえた五年目のある日、三人が出会った人たち……
奇跡を信じて嘘をつき続ける霊媒師、
 帰ることのできない未来人、
 父の死を知り実家を目指すヒッチハイカー、
 遺品から亡き父の秘密に迫ろうとする娘。
 彼らを通じて、奇妙な事件の全貌が見えてくる。」

 

イキウメの世界観というか、現在と過去と未来と。。。行きつ戻りつというか、それが1つになり、ある意味
パラレルワールドが1つになったような。不思議な世界観なんですが、前川ワールドですよね。

舞台はある田舎町。。。「金輪町」ですよね。
交番の近くで警察官たちがバーベキューをしようとしている。
彼らは5年前の事件の関係者だった。。
5年前、幼稚園バスの運転手と、園児一人が、山道で突然姿を消した。バスはそのまま・・・
現場に駆け付けた警察官は、若者と遭遇し交番に連行するが、逃げられてしまう。

冒頭のバーベキューのシーン。ここにいるのは、運転手の兄(忍成くん)と、園児の母親(貫地谷さん)とその弟(警察官:亀梨くん)
3人は辛い5年間を送っていたので、不思議な絆が生まれている。
そこにやってきたのは、謎の霊媒師(古屋さん)、青年(松岡くん)と一緒にこの街にきたのだが、青年は来ない。
また落し物をしたという兄妹(浅利くんと生越さん)も現れる。

運転手は少し言動がおかしいと、失踪のあと特に誹謗中傷され、兄はそれに耐えてきた。
息子が失踪した母も、心が壊れてしまいそうになっていた。
そんな、彼らの5年間の話が紡がれる。。。

が、物語の後半に、一挙にいろいろな不思議なことがつながっていく
(・・・あれこれつながって、私はめっちゃワクワクしました)

幼稚園バスから運転手と園児が消えてしまったのは、秋分の日の夕暮れ「ハロ現象」が起きた時だった。
そのときに、時空がゆがみ(?)、タイムスリップが起きているようで。。。。

霊媒師と一緒に来たけど、待ち合わせに現れない青年は、過去からやってきたらしい。
そして、落とし物を探しに来た兄弟は、未来から
時空の歪みにおとされて、そのまま元の世界に戻れなくてさまよっているらしい。
そう、迷子になってしまっている。
私たち観客には、種明かしされたように、彼らのつながりがわかっていく。
兄妹の父はどうして戸籍がなかったんだろうとかね。

今ここで出会った、いろんな時空で生きている7人。。。
普通なら出会うはずがない人たちだけど、最後は、今ここで楽しそうにしていて。。。幕


どこかでみんなつながっているから、時代を超えて出会うのかもな~
どこで生きていても、前を向いて、今を生きていることが大事。


今この時代に、そういうことを思った舞台でした。

 


キャストの感想

警察官の亀梨くん
ネットか何かで話題にもなっていたけど、亀梨くんオーラが全く消えていた。
これはこれで、すごいと思う。
普通の青年をしっかり演じるってなかなかできないし、それでいて存在感があるんだから


運転手の兄役の忍足くん
彼ってドラマとかだとエキセントリックな役をすることも多いんだけど、
抑えた感じの演技で、とてもよかった。


失踪した息子の母役の貫地谷さん
壊れそうな母をすごく上手く演じていましたね。もともと上手い女優さんだし。
声がやっぱりすごく良いと思う。いろんな芝居で見たいなと思いました。


落し物を探しに来た兄の浅利くん
この前、舞台「ボーイズ・イン・ザ・バンド ~真夜中のパーティー~」のオネエ役とは
全然違って(当たり前だけど)、役者さんってすごいなと思った。
出自のことを考えると無戸籍なわけで、、、その苦悩とかも表してました

他のキャストの人も、個性的ではあるけど、どこか抑え気味な演技で
この芝居の色を出しているように感じた。

そうそう、照明の演出がとてもきれいだった。ハロ現象のシーンでは、光が本当に幻想的で、時空を超えていきそうな気がした。

うん、ちょっと無理してチケットとった甲斐がありました。
やっぱり、私はこういう前川さんの世界好きだなあ~

イキウメ来年は活動してくれそうだから、楽しみにしてます。

そう、カーテンコールの亀梨くんは、オーラが戻ってました

 

 

コメント
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