音楽劇「マニアック」 新国立劇場 中劇場 2019.02.13 18:30~
古田さんが出るということで、ちょっとおもしろそうだなと思って、チケットを
ゲットしました。
席は、1階の真ん中の通路から2列目のど真ん中で、すごく見やすい席でした。
会場は若い女の人が多くて、え?って思ったら、
私、ちゃんと見てなかったんですが、関ジャニの安田くんが主演で。。。(汗)
安田くん担当の方がたくさんいらしていたようでした。
開演前とか、幕間に聞こえてくる会話からわかりましたが。
ということは、よくチケットとれたな!ということで。
さて、話の内容ですが・・・・・
「舞台はとある町の山の上、広い庭には樹木が生い茂り鬱蒼として不気味な。。いやとても昭和的な佇まいの八猪(やずま)病院がある。この病院の院長・八猪不二男(古田新太)は、人当たりの良い柔和な人物として、近隣でも評判だった。そこへ院長の一人娘のメイ(成海璃子)が病院に帰ってくる。
ある日病院の庭の手入れに訪れる植木屋の犬塚アキラ(安田章大)。
そしてアキラとメイはひょんなことから運命的に出会うのだった…!」
(公式より)
公式のあらすじを見ると、普通の話のように思えますが、
なかなかぶっ飛んだお芝居でした。
まず、のっけからグロい。そして最後はエロい。不謹慎の塊のようなお芝居ではありましたが、
こういう芝居も別にいいんです。お芝居だもん。テレビとかでないから・・・
ケラさんと古田さんでふざけてる芝居をいくつも見てるんで、そういう意味では
驚きはしなかったけど。。。
成海璃子ちゃんも、古田さんご指名?(笑い)、前のケラさんのやつにも出てて
放送禁止用語とか叫んでたし。。。大丈夫か?とは思いつつもいいんですが。
ジャニーズのアイドルの安田くんはいいのか?と、ちょっと思ってしまいました。
関ジャニだったらOKなのか?とかね。HeySayJumpだったら、ダメなのかな?とかね。
オープニングはジャーナリストの浅野さんが八猪病院に入院しているところから。
どうもこの病院に漂う雰囲気などがおかしいと感じていると、病室に別の入院患者が入ってきて
ナイフで自殺してしまう・・・
病院の中庭ではユタカ(小松和重さん)とアキラ(安田くん)の植木職人が、作業をしていた。
そこに、ホテルチェーンの社長(静ちゃん)と秘書が院長の古田さんとやってくる。
社長は病院をリノベーションしてホテルにしたい模様。
院長の古田さんは娘のメイ(成海璃子ちゃん)を溺愛していて、実家に戻ってきたので大喜びしている。
そこに様子がおかしい入院患者が現れ、刃物を振り回して暴れ出す。
アキラが腕を切られ、傷を手当してもらいに、ユタカとアキラは病院内に・・・
病院内では、古田パパとメイがケンカ中。
様子がおかしげな病院では、院長が人体を使った研究をしているらしい。
警察でも持て余すような問題児を廃人にして、その脳の神経の一部を院長がチップで動かし、自由に
操れるような研究らしい。。。
その患者がいるのが北棟で、北棟は関係者以外立ち入り禁止だった。
古田院長が出ていった診察室に、しずちゃんたちと、傷の手当てのためにユタカとアキラがやってきた。
メイに手当てをしてもらう。そのとき、アキラとメイは昔会ったことと気づく。お互いに運命的な再会となる。
翌日、入院患者の浅野さんが、病院のおかしげな点を調べ中庭にやってくる。どうも北棟がおかしいとのこと。
調べにはいるため、植木屋の作業着を貸してほしいと頼み、3人で北棟に向かう。
そこでしずちゃんたちも合流。
・・・そこで見たのは、すごい光景だった。
一人の患者が人間の内臓を食べていた。それも、看護師のもの。。。看護師は殺されて食べられてしまっていたのだ。
逃げようとしたが、ユタカがその患者に足を噛まれ、さらにパニックとなる。
ようやく、看護師やメイによってその患者はおとなしくなる。
ここにいる患者は、脳神経をやられて、ある能力だけ発達させるというように古田院長が実験しているらしい。
人食い患者は、食べる能力だけを発達させているので、おなかがすいたので人を食べてしまったと・・・
アキラは怒るが、古田院長にアキラたちは拘束されてしまう。
しかし、浅野さん夫妻が、一人の患者を連れて逃げたので、院長はそれを追う
ここで1幕は終了
2幕は
古田院長が浅野さんたちを追うところから・・・
すぐに古田院長に見つかるが、なんとか逃げ延びる。
そのころ、北棟では、アキラたちはまだ拘束されたまま。ユタカはメイによってけがの手当てをされた。
メイは父親の研究に疑問を持ち、父と戦うと宣言する。
しずちゃんの部下は警察に行くが、取り合ってもらえない。警察と古田院長はつながっていた。
主任看護師の甘木(堀内さん)は、古田院長に心酔しているのだが、それをみんなで
説得して、拘束を解いてもらい、北棟から出ることに成功。
自分だけ残るというメイに、アキラは自分の思いを伝え、二人も北棟から出る。
浅野さんたちは、結局警察に捕まり。またほかの面々古田院長に捕まってしまう。
古田院長は看護師の一人を撃って殺害。人の命を何とも思っていないような様子である。
その中で、ユタカの様子がおかしい。ユタカは血を見ると興奮して勃起してしまうという
状況に、なってしまっていた。それをみて、さらに人を撃ち殺していく古田院長。
もうあたりはカオス。
すると。。。突然メイが叫ぶ。ユタカがあーいう状況になったのはメイのせいだと。
もともとは血を見ると性的に興奮するという性質は、メイがもっていて、ユタカを治療した時に
移してしまったと・・・
みんな唖然とする。
さらに、現場はカオスとなっていくと、そこに一人の看護師が現れ、突然古田院長を刺す。
・・・あんまりセリフもなかったんで、最後くらい目立ちたい!と、言って、次はユタカを刺す。
残りの人もみんな刺殺し最後に自殺。
残ったのは、浅野さんとメイとアキラだけ。
浅野さんは、この場を撮っていた動画を手にスクープを取ると立ち去る。
メイはアキラを見つめる。二人で子供をたくさん作ろうと言うメイから逃げるアキラ
アキラが一人で逃げてギターを手に歌うと、その後ろにメイたちが怪しげなオブジェに乗って現れ~幕
最後はもう、しっちゃかめっちゃかで、何がなんだかわからない状態で終わりましたが・・・
「マニアック」な性質の人たちの芝居で、芝居そのものがマニアック?
書いてる自分もよくわからないけど。。。。
何がいいたいのか、さっぱりわからんけど、まあ、みんな楽しそうだったからよいか(笑い)
ここまで、マニアックだと、好き嫌いが分かれると思いますよ。
けしからん!って言う人もいるだろうしね。
普通の芝居で、こんなんだと、正直あっけ!!ですが、
音楽劇で、途中途中に歌が入るので、かなり、マニアック度が薄まってるかもと思いました。
それにしても、マニアックの定義ってよくわからないですよね。
確かにこの芝居に出てくる人たちは、かなりのマニアック?っていうより病気?だけど、
誰かのファンです~なんていうのも1つのマニアックだし。。。
そう考えると、誰もがマニアックなのかもしれないですよね。
まあ、犯罪を起こすようなマニアックは、言語道断だけど・・・
でも、モノを集めるとか、何かがすごく好きとかだったら、微笑ましいですよね。むずかしい・・・
キャストの感想
アキラの安田くん
芝居も歌もすごくよかったです。
特に歌は上手いですね。ギター弾きながらかっこよかったです。
彼の声がこの「マニアック」な芝居に合っていたと思いました。
院長の古田さん
もうね。こういう変な役はぴったりだよね。
裸にならなかったのが唯一まともだった(笑い)
この流れだとパンツ1枚になってもおかしくないし・・・
古田さんをイメージしてこの芝居を作ったんじゃないかくらいの勢いでした。
メイの成海璃子ちゃん
璃子ちゃんはね~ほんとにいいのかしらね?
やばいですよ。こういう芝居ばかり出てると(っていうか、ワタシが見る変な芝居に出てること多い)
歌は、前に新感線に出てた時より、だいぶうまくなった感がありました。
それにしても、いつも吹っ切って演技してて、かわいくて清純派っぽいのに
すごいなと感心してます。
記者の浅野さん
浅野さんはホントにいい味出すんですよね~
女社長のしずちゃん
しずちゃんはしずちゃんなんだけど。妙にこういう役が似合ってて。
あのまったりしたしゃべり方はそのまんまでした。
ユタカ役の小松さん
小松さんのほわーんとした雰囲気がいいんですよね。
アキラとのコンビ感がとてもよかったです。
看護師長役の堀内敬子さん
いやいやいや。一番の存在感だったでしょう。堀内さん。
歌はもちろん、最高に上手いし。。。(さすが劇団四季)
それに、めっちゃチャーミングだった。
声と芝居とで。。。場をかっさらいましたね。すばらしい!!!
バンドの人たちも舞台上にいて、生バンドなわけで・・・それがすごくよかったです。