行政書士・社会保険労務士 大原事務所

人生も多分半ばを過ぎて始めた士業。ボチボチ、そのくせドタバタ毎日が過ぎていく。

近所迷惑 その①

2015-02-12 22:25:34 | 日記
以前、住んでた家の隣が空き地だった。住み始めた頃、日差しが良くていいなあ、と思った。
 ところが5年程たったある日曜、朝寝坊しているとウイーン!ガタガタガタ!という音とともに家が揺れる。地震かと思った。でも違った。外で大きなエンジン音がする。大きくなったり、小さくなったり、兎に角そのエンジン音が大きく唸るたびにガタガタと音がして、その音にあわせて家が揺れる。
 外を見ると、昨日までは無かった大きな建設重機が何台も止めてある。そのうちの2台に人が乗り、動かす練習をしているようだ。大きなアームがウイーンというエンジン音とともに上下左右に動き、それが止まるとキャタピラが動いてガタガタと大きな音と振動が起こる。
 「なんだあれ、ひどいなあ」と言ったら、女房が
 「暫く前から時々やってるよ。貴方昼間はいないから・・・・・・。埃で洗濯物は汚れるし、うるさいし、揺れるし、頭来る!」という。
 近所の土建屋さんらしい。まあ、近所のことでもあるし、少し我慢してみるかと思った。でも、次の日曜日もそうだったし、普通の日も時々あるらしい。どうやら隣のスペースは重機置き場ではあるが、重機の殆どは工事現場に置いておいて、不要になったら持って帰って止めておいて、また必要な時に必要なものを大型トラックのようなもので現場まで運ぶ様だ。
 どちらにしろ、その出し入れの時に酷い騒音と揺れに悩まされる。加えて日曜は操作の練習をするらしい。住宅街でやる事ではない。非常識甚だしい。迷惑この上ない。
 次の日曜日も騒音と揺れで起こされ、おまけに練習のような操作がかれこれ1時間近く続いて、私の我慢も限界に達した、
 隣に向いた窓を開けて
 「うるさい!迷惑なのが分からないか!住宅街でやることではないだろう!」
 と怒鳴った。
 すると見るからに色の黒いヤンキーの様なのが運転席から顔を出して、
 「自分の土地で何をしようが勝手だろう」
 とぬかしおった。
 やりとりはあったが、売り言葉に買い言葉、実りのない言い争いになった。
 でも、何かあるたびに文句を言ったり、役所に相談したりしてるうちに、他の家からの苦情もあったに違いないが、埃を立てない工夫をしたり、練習はさすがに少なくした様だった。
 そのうち、私の方の事情で、引っ越さなくてはならなくなり、現在の家を探して引っ越した。新しい家の条件は、まず静かなこと、次に日当たりの良い事であり、大きな駐車場や騒音の大きい工場が無い所を選んだ。充分調べて選んだつもりだったが、引っ越したその日の夜から、妙に大きな声とも音ともつかないものに悩まされることになる。

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