旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

在宅医療の今後を考える

2014-09-14 22:17:24 | 学会活動
保団連医療研究フォーラムが札幌で開催され、参加いたしました。コーディネーターを依頼されたからです。

基調講演はNHKの小宮英美氏。長崎在宅Drネット、ドイツの家庭医と在宅専門緩和ケアの協力、小児在宅医療の困難について話されました。

西岡病院副院長の五十嵐知文氏は地域連携モデルの「とよひら・りんく」について。

深川地域訪問看護ステーションの原田順子氏は過疎地在宅医療の現状を。医師の協力の乏しい中、患者さんの意向をたいせつにして奮闘しています。

ごう内科クリニックの鈴木郷氏は在宅医療の歴史と課題を。

在宅医療の今後はなかなか見えません。

NICUを出た小児に対する在宅ケアは担当者も少なく、ケアマネもおらず、ひとつの社会問題になっていることは確かです。

過疎地は医師の進出は難しいですが、訪問看護の充実と住民の選択に期待を寄せましょう。

ケアマネジメント学会 燕三条

2014-07-20 22:22:47 | 学会活動
新潟大会なのになぜ燕三条?

多くの人が疑問を持つでしょう。新潟市でなぜ開催しないのか?

疑問は懇親会で解けました。燕市長、三条市長が出てこられてびっくり。代理かと思われるくらい若いではありませんか。

新潟市への一極集中でない、分散型発展のかたちをとっているのです。

懇親会参加者に配られたカップが良かったです。ビールの泡がほどよく作られ保たれる内部加工。ビールがおいしく飲めました。

学会の内容は少しずつ書きます。

第55回日本心身医学会学術大会

2014-06-06 23:55:46 | 学会活動
幕張メッセできょう明日開催されます。

私が企画しましたパネルディスカッション「超高齢社会におけるプライマリ‐ケア医の心身医学的課題」は第一日目開会式後最初のプログラムのひとつです。

プライマリ‐ケア領域で活躍している3先生とぼくとで有意義なプログラムとなりました。(自画自賛)

気づいたのは心身医学とプライマリ‐ケア医学では同じ内容が別の言葉で語られるということです。座長の村上正人先生もそれを語ってました。

たとえば「生活モデル」と「自己成長モデル」やスピリチュアルケアなども訳はいろいろです。

用語の整理をまずはしないといけないかもしれませんね。

専門医の方向性

2014-06-04 23:58:59 | 学会活動
朝の申し送りを聴いている最中に、携帯が鳴りました。

プライマリ‐ケア連合学会理事長からです。

新しくスタートした専門医機構も一枚岩ではないようです。

一方の日本医師会もどのような道をたどるのでしょうか?

ここは急がず、じっくり国民の意向に耳を傾けるべき時でしょう。

薬剤師研修ハンドブック基礎編(南山堂)

2014-05-12 22:57:32 | 学会活動
学会場でも販売されていたようですが、表記の書籍が刊行されました。

日本プライマリ-ケア連合学会が作りました。

第1章に「プライマリ-ケアとは何か」を書かせてもらいましたが、どうも日本語としてこなれてない部分もあり、赤面の至りです。

でも全体は力作と思っています。プライマリ-ケア薬剤師のテキストブックとして最良のものでしょう。

薬剤師以外の職種の方々にもお薦めします。