about him

俳優・勝地涼くんのこと。

Short Massage

2010-08-20 00:03:09 | その他
ブログの更新停止からちょうど一年。本当は春ごろ、『蜉蝣峠』DVD発売に合わせて再開したかったのですが、いろいろとたてこんでまして・・・年内復活はちょっと難しそうです。来年のこの日、彼が25歳になる前にはいくらなんでも復活したいところです(断言できないのが何とも(汗))。

私がしっちゃかめっちゃかしてる間にも、彼は『ムサシ』で初の海外公演を経験し今までにないワイルドさで観客を惹きつけ、『シュアリー・サムデイ』では近年得意のおバカで下ネタ三昧の役柄ながら、中盤見せるどシリアスな惨めさ痛々しさに満ちた演技とのコントラストでこれまた観客を魅了し・・・と、また一歩上のステージへ着実に進んでいます。
両作品の宣伝のためのメディアへの露出期も終わり、ドラマ『美丘』の放送はまだ続いてるもののなかなか新作情報(声優として出演のアニメ映画『機動戦士ガンダム00』以外)が聞こえてこないという、ちょっと淋しい時期ではありますが、秋ごろにはきっとまた出演情報が解禁になって、ファンの胸をときめかせてくれることでしょう。

ひとまず今日はこのメッセージだけを――年男の彼の新しい一年が実り多きものでありますように。

追記-「Yahoo!映画」に『シュアリー・サムデイ』の感想を挙げてみました。勝地くんについてはあえて触れていませんが(公正な視点で書けそうもないので)、一応こちらに転載してみました♪

 

上映開始から一ヶ月弱で打ち切られることになったようですね・・・。やはりスクリーン数が多すぎたのが痛かった。
初監督作品のうえ、主要キャストもあまり集客力のあるメンバーではない。山本プロデューサーによるともともと小栗監督は小規模での公開を望んでいたらしいのに、小栗監督の熱意に周囲が応じた結果どんどん規模が大きくなってしまったのだとか。
ここはプロデューサーがプロジェクトの拡大を押し留め単館上映にしていたなら、監督人気と話題性でもっとそれなりの成績を残せたでしょうに。

ただ、なまじ小規模公開で俳優・小栗旬や役者陣の熱心なファンで席が埋まっていたなら、監督も周囲もそれを作品が評価された結果と勘違いしかねない。そうならないように現実を見せるためにスクリーン数を増やしてあえてハードルをあげたのかも?
だとしたらそれだけ監督としてプロデューサーから今後を期待されてるということでしょう。作品の質についてはここを見ても酷評されてる方が多いし、私自身も多々引っ掛かる要素はありましたが(マネーロンダリングに関する描写は社会経験のない学生が聞きかじった知識をそのまま使ったようなぎこちなさ)、全体に勢いがあり、随所に独特のセンスを感じさせる面白い映画でした。

なかでも一番感心したのは、主人公の巧が小学生の時に美沙を訪ねるくだり。巧は美沙が自分の母親ではないかと言う一方で、「あの女」と明らかに美沙を異性と意識した台詞も口にする。
一見矛盾してるようですが、この「母と異性を一人の女に同時に見ている」設定が巧と美沙の関係に何ともいえない艶めいた匂いを生み出しています。
自分を訪ねてきた巧のよじれた想いを受けて、美沙の側も母性愛と年下の男へのからかいめいた感情を投げ返す。巧の手をとって胸を触らせる場面は母性的でありながら性的でもある、「擬似母子」だからこそのエロティズムがありました。

廊下で銃撃戦になり、美沙が身を呈して巧をかばう場面のBGMは「アヴェ・マリア」。身体を張って巧を守ろうとする美沙は聖母マリアに比されている。
同時に風俗嬢である彼女は、娼婦だったとも言われるマグダラのマリアのイメージも帯びている。
美沙が母であり性的対象でもある(両方だったからこそ美沙は巧にとって以後何年も忘れられない女になった)―二人の特殊な関係性とそれを描く手法が監督と脚本家いずれの功績なのかは知りませんが、この点だけでも充分に見所のある映画だったように思います。

 

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