サイエンス好きな男の日記

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発電量の減少は太陽光発電システムのモジュールの劣化が原因か?(4)

2021-04-29 14:01:40 | 太陽光発電

モジュール交換作業が終了したとの報告がありました。

また、その時の電圧測定結果もいただきました。

その結果が以下になります。

(※)「合計」欄では、電圧低下率については合計ではなくて平均値となっています。

赤字は、今回交換を行ったモジュールを含むストリングに対する値です。背景色が黄色は、その値が3%以上の場合です。

今回のモジュール交換作業ではストリング単位で売電停止となるため、あえて曇りの日を選んで作業をしていただいたそうです。

ただ、電圧測定もその時に実施していただいたため、電圧値はどうしても低くなってしまい、これまでのように理想電圧に対する割合での比較では改善したかどうかがはっきりしません。

例えば、交換対象となったA区画の最初の8直のストリングでの電圧は、1回目、2回目、そして今回の値を見ると、292、290、280となり、今回の値が最も低くなっています。

そこで、比較する方法を変更しました。

A区画、B区画のそれぞれにおいて、今回交換対象となったストリングを除いた8直、7直のそれぞれの平均電圧値に対して、各ストリングの電圧低下がどれほどかを計算した結果が上の表になっています。

見ていただくとわかりますが、交換対象モジュールを含むストリングでは、これまで3~5%程の低下でしたが、それが今回の交換後の値は、いずれもその値が小さくなっています。

また、最も電圧低下が起こっていたB区画7直では本当にモジュール交換は1枚だけでよいのか、という疑念があったのですが、これまで8.6%ほどの電圧低下が他のモジュールと同様に0.7%に下がったことから、この対応でよかったこともわかりました。

電圧低下率の平均値は、A区画では0.6%からほぼ0に、B区画では1.3%から0.1%程度に大きく減少しました。

年間の売電収入はA、Bの両方で700万円ぐらいなので、年間7万円くらいの売電収入が増えるのでは、と期待しています。

また、今回5年経過してこのような劣化が明確になったため、また5年後くらいに再度電圧測定をしてもらうことも忘れないようにしたいと思います。

 

【追記:2021/4/30】

今回のモジュール交換については、メーカーであるトリナソーラーに確認してもらったところ、25年出力保証での対応だった、ということでした。

 

 

 

 

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