2年越しで準備を進めてきた山梨県北杜市の太陽光発電がようやく2016年1月下旬にスタートしました。
1区画54.6kWで、2区画での発電です。この山梨の空がいいですね。何とも言えないすがすがしい感じで。
今回、2区画のどちらにも遠隔監視としてサニックスアイワイドを取り付けました。(サニックスアイと商品は同じですが、障害検知時の駆けつけサービスは含まれていません。それを、ワイドと呼ぶようです。なんか逆のような気がしなくもないですが…)
熊本の太陽光発電の遠隔監視はエコめがねですが、今回、太陽光システム販売業者の勧めもあり、サニックスにしました。金額は、エコめがねの半額(サービス利用料はエコめがねと同じく10年間分が含まれた金額)でした。
今となっては貴重な、売電単価:40円/kWhです。ただ、実は1年半も前に一度連系しているので、その権利は残り18.5年しかありません。まぁ、何事もすべてうまくいくわけではないですし、あまり欲を出しても仕方ないので、これ以上ロスが出ないように対策を講じていきたいと思います。
今回の発電システムの価格は以下の通りでした。(1区画あたり、税込)
- 太陽光発電システム一式(パネル54.6kW) 1,645万円
- 土地代 250万円
- 設置・工事費 254万円
- 諸経費 65万円
- 移設費 53万円
- 連系費(2回分) 98万円
- サニックスアイ(センサー・通信費・工事費など) 31万円
合計 2,396万円
- 財産保険(5年) 17万円
- 休業補償保険(5年) 2.4万円
- 賠償責任保険(1年) 0.25万円
権利が残り18.5年しかないことも含めて考えると、安い!ということはないですが、まぁ悪くもないかなと。。。
以下に、このシステムの収益シミュレーションを示します。
初年: 支払総額2,396万円(内訳:自己資金896万円、日本政策金融公庫からの融資1,500万円(14年、2.15%の元金均等払い)) → 積算収支: -896万円からスタート
仮定:
【共通】
- 消費税:1年目は8%、2年目以降10%
【収入】
- 年間発電量:75MWh
- 売電単価(税抜):40円/kwh
- 19年間は売電単価一定
- 発電効率:1%低下/年
【支出】
- 維持費:12万円(税抜)
- 公庫への元金および利息支払い(元金均等払い、14年ローン、金利:2.15%)
- 5年、10年、15年に障害対応費: 10万円(税抜)
- 0年、5年、10年、15年に保険契約(財産、休業補償、賠償責任):20万円(税抜)
- 10年後にパワコン交換(9台すべて):300万円(税抜)
- 10円後に機器に対する延長保証の保険加入:20万円(税抜)
上記グラフから6年を過ぎたあたりで、積算収支は黒になり、19年後には2,200万円ぐらいになりました。きちんとパワコン交換費用も考慮して、この試算です。当初、販売業者に確認したところ、オーバーホールで対応するので300万もかからない、せめて50万円だろうとは言われていましたが、それで収支を見積もるのはやはり危険です。保証は10年で切れるため、その時点で新しいパワコンに交換する計画にしています。実際には、壊れるまで使い、壊れたら新規購入設置するつもりです。
このシミュレーションの結果は次の通り:
- 表面利回り(税込):13.5% (=初年度売上324万円/初期費用2,396万円)
- IRR(税引前):15.6%
- IRR(税引後): 9.3%
- ROI(対自己資本):3.49 (=(最終積算収支2,232.5万円+初期投資896万円)/初期投資896万円 )
- ROI(対自己資本)を実現する利回り: 6.8% (ROI(対自己資本)=(1+r)^19 となる r)
やはり売電単価40円と日本トップレベルの日射量が効いてますね。
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