キッチンから愛をこめて

丁寧に紅茶を淹れて過ごす日々

ヨハンナ・シュピーリの故郷へ

2012年09月04日 | スイス・オーストリアの旅2012
  9:10 チューリッヒをあとに、ヨハンナの生まれ故郷ヒルツェルへ。

 チューリッヒ湖に沿って、30~40分位走ったでしょうか。
 その間、松本先生がヨハンナ・シュピーリの生涯について解説してくださいました。   

 ヨハンナ・シュピーリは、1827年、山村ヒルツェルに生まれました。
 六人兄姉妹の第四子、父は医師。母は宗教詩人。母方の祖父は村の教会の牧師。
 
 14歳 教師をめざしチューリッヒへ行き、仏語とピアノを学びます。
 25歳 弁護士のシュピーリ氏と結婚。チューリッヒに暮らします。
 28歳 男の子を出産しますが、病弱な息子を案じて育てます。
 40代 しばしばイエンス村を避暑に訪れ、小説の構想をねったそうです。
 53歳 イエンス村の隣村マイエンフェルトを舞台にハイジの上巻を匿名で出版。 
 54歳 ハイジの下巻を読者の熱望によって本名で出版。

 物語のハイジは、アルムの山からフランクフルトへ連れていかれ、ホームシックになりましたが、
 チューリッヒで暮らしたヨハンナも、都会に馴染めず、緑豊かな故郷を恋しがったそうです。

  
  チューリッヒ湖を眺めながら、ヒルツェルへ   ヒルツェルはチューリッヒから25キロ
  
 まず、教会の時計台が目に飛び込んできます     母方の祖父が牧師をしていた村の教会
  
丘の上のヨハンナの生家、今は無縁の方が住んでいます この風景をヨハンナも見ていたのでしょう
  
   山を背に、昔ながらの古い家並み        今も変らない風景がここにはあります
  
      ゼラニウムの咲く窓辺              お花が咲き乱れる家