先月末の5/30(木)、全校で“防災学習”に取り組みました。
先ずは起震車体験。
和歌山県危機管理・消防課にお願いして、「出張!減災教育」の出前授業をしていただきました。
1時間目は3年生。
先ずは地震についてのお話と、起震車での地震体験をする前の注意事項です。
「今までに起震車に乗ったことある人?」 - ほぼ全員が体験済みのようでした。
早速4人ずつ、起震車に乗り込んで体験が始まります。
最初は小さい揺れ。やがてどんどん揺れが大きくなってきます。
先生も一緒に「震度6」を体験しました。
2時間目は6年生。 先生の説明もより具体的で詳しくなります。
真剣な表情で先生の話を聴く6年生。訓練の時こそこういう真剣さが大事です。
では、起震車に乗り込んで……
『起震車に乗ってる』ではなく、モニターの画像を見ながら『部屋の中で揺れている』というイメージで!!
電灯の傘も激しく揺れ、棚からいろんな物が落ちてきます。
実際には家具が倒れてきたり、机やピアノが動いてきたりすることもあり得ます。
この機会に自分の家の各部屋に落下物や倒壊の危険がないか、確認しておきましょう。
今後も、毎年3年生と6年生を対象に起震車体験を位置づけ、3年に1度、巨大地震の模擬体験を通して防災意識を高めたいと考えています。
続いて避難訓練。
起震車体験終了直後の10:10。
校内に緊急地震速報が流れました。今回は地震発生まで20秒の設定。
さて、その時、子どもたちは……
起震車体験を終えた直後で、体育館前にいた6年生鳩組は速やかにグランド中央に移動して身を護る体勢をとります。
揺れが収まったのを確認して、避難場所に向かいます。
揺れが収まると、各教室から続々と避難してきます。
校舎内や階段では避難4原則「押さない、走らない、しゃべらない、もどらない」を徹底。
グランドに出たら、それぞれ避難場所に駆け足で向かいます。
新館からも、南側の非常階段を使って避難してきます。
一時避難場所となっている鉄棒前では……
6年生が下級生を整列させています。
担当学級が全員そろったのを確認して担任の先生に報告。
全員そろったクラスから座っていきます。全員が座ったら、避難完了のサインです。
今回は揺れが収まって避難を開始してから避難場所に全員が集合するまで約2分。
いつもながら、スムーズです。
シェイクアウト訓練もすっかり定着したようで、どこにいても安全を確保して身を護る体勢がとれるようになってきています。
地震はいつ、どこで起こるかわかりません。
家にいても、外出先でも、指示してくれる人がいない状況でも、自分の安全を自分で守る姿勢を育てていきたいと思っています。
ご家庭でも、是非シェイクアウト訓練をしてみてください!!