宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

枚方市からお客さまがお見えになりました (^_^) No.2 ~アクティブ・ラーニング算数~

2016年12月03日 | ブログ

昨日の続きです

4時間目

じっくりと1学級の授業を中心に参観されました。

中学校の校長先生がいらっしゃったので6年生の授業を見ていただきました。

今日の内容は、これまでの学習の復習

授業前、今日は先生の初めの話はいらないと子どもに言われ、すぐにグループ学習へ

必要な班だけグループノート(スケッチブック)を取りに行きます。

必然性重視なので、先生は勧めることはしません

グループノートには、算数リーダーがあらかじめ今日のテキスト(先生手作り)を拡大して貼っています。

掲示物を見ると・・・

宮原小学校では、「学習に見通しをもつ」ことを大事にしています。

このように、ゴールを設定して、ゴールまでの学習内容を、子どもたちに渡す単元メニュー(単元の流れ)以外にもピンポイントで示すことがあります。

音楽会に向けての学習計画も、プリントで渡すだけでなく、毎時間示していました。

さて、授業に戻って

各班、今日のめあてを考え中

時々黒板に書いてあるテーマを見て、それをもとに決めます。

できたら黒板へ

かかった時間を書くことで、スピードを意識させます

全班そろったら、みんなでながめて、よりよいめあてを見つけます。

学習係の代表がキーワードと思うところにアンダーラインを引きます。

 

最後に先生介入

特によかった班のめあてを最上段に移動させ、子どもたちに意識させます。

 

「思いだし」「復習し」「理解し」という言葉が多かった中で、1つの班だけ「説明ができ」とありました

本時の学習の観点は「知識理解」だけでなく「考え方」もあることに気付いています

先生のアドバイスを書き込んで

再びグループへ

学習方法は、各班に任せているので、参観者にとって興味深いです

この班は、まず一人学習から入っていました。

すぐにテキストの問題を解く子もいれば、このように教科書を見て思い出している子もいます。

問題と真剣に向き合っている様子

この班は、それぞれが解いていくのだけれど、相談もありという形

この班は、一人で解ける子は解き、解き方の説明を聞きたい子は聞くというやり方

ちょっとこの班に密着して

ものすごく集中

「あー、分かった

すぐにやってみます

さらに理解するために、一人一人が深く突っこみます。

 

 

算数リーダーが、相手が見やすいように、グループノートを反対向けて書き込み説明しています

先生みたいな高度な技

再びこの表情

 

分からないところ、納得できないところは、すぐに質問

 

時には笑顔も

 

他の班もそれぞれに、対話しながら進んでいます。

 

男女の垣根は全くありません

 

先生からのメッセージが、いつの間にか電子黒板に

学習係からのメッセージが、いつの間にかホワイトボードに

答え合わせのための交流スペース

答え合わせだけでなく、ここでも対話が

 

各班の学習状況を見て、学習係が確認テストのスタートを4分遅らせました

 

リーダーは、班の学習のスピードに合わせて、ワークシートを人数分取っていきます。

隣の班の子のワークシートを見て参考にしようとしています

必要に応じて、班以外の子と交流

 

これは、隣の教室

5鳩担任が自習の様子をのぞいています

同じく算数のグループ学習

ちょっとトラブルがあったみたい

でも、担任は入りません。

子どもたちで解決していく様子を見守っています。

すぐに「先生!」と呼ばない子どももすごい

さて、6桜に戻って

先生がこんな内容を板書していました。

どのタイミングで、どのように使うのでしょう

子どもたちは、真剣にワークシートで学習しています。

とにかく、学習量が大事、そのためにはスピードが大事

 

この班では、算数リーダーが、さかんに「説明の仕方を覚えよう」と呼びかけていました。

テスト勉強の仕方を心得ていますね

常に友達と確認しながら進める姿

算数リーダーが、説明のしかたが正しいかどうか念入りにチェック

あ、時間

 

最後まで、班の子の解答を確認する姿

友達のために、ものすごく丁寧にチェック

 

あ、ここでも

算数リーダーが、答え合わせに間に合わなかった友達のためにすばやく答え合わせ

全問正解を確認してから班のファイルへ

 

ちなみに、班のファイルはこのように、班全員分のこの時間のワークシート等が入っています。

先生が、後で学習状況をチェックするためです。

算数リーダーを介して、集めたり配ったりします。

先生が学習係の一人にささやいています

先程、先生が板書していた「間違いチェックポイント」をどのように活用するか考えるように言っていたようです

先生の板書をもとに、学習係が最後の確認を行っていました。

クラスの中で人気があり、でも算数がちょっと苦手な子を指名して、穏やかな雰囲気の中、上手に進めていました

 

先生からもひとこと

 

確認テスト前のフリータイム、30秒

 

各班ともに、重要ポイントを確認中

 

30秒しかないので必死です

班全員で100点取りたいから

そのためにこの時間、一生懸命学習したから

 

確認テスト中

真剣に見直し

 

100点取りたいという気持ちが、必然的に見直しをさせているようです。

 

タイマーの終了音

すぐに合っているかどうか班で確認

 

がんばった分だけ、ものすごく気になっている様子

 

算数リーダーは、班の子の出来が特に気になるみたい

 

責任感強いです

参観の先生にも話しかけて

もしかして、100点を確信 

 

先生は、できるだけ言葉数を少なくするために、メッセージを板書することが多いです。

子どももそれをよく心得ています。

こうして授業が終わり、シェアリング(ふり返り)・・・というか授業説明

5限に行ったので、本校からは、管理職と授業者、記録者のみです。

算数リーダーのふり返りを一部ご紹介

「今日は、説明の仕方も分かって、教えることができた。みんな分かってくれたので安心した。言葉と式で説明するのはもう完璧。」

「今日は自分の中で分かりやすいやり方で教えることができた。教えてもらう立場の人が深く問題を考えていたから、教えやすかった。自分が教える時に、もう一度その問題を分かりやすく説明するのは本当に難しいと思った。」

この後、研究主任(授業者と同じ)から、本校の取り組みを話しました

 

和気あいあいと

 

それにしても熱心な校長先生方です。

枚方市からは2時間かかるそうです。

山田中学校区は3校

もう1校の校長先生も以前来校されました。

みなさまのおかげで、今回もよい刺激をいただきました

子どもたちの自尊感情がまた上がりました

子どもたちは授業を見ていただく度に自尊感情をアップさせていきます

参観、本当にありがとうございました