宮原教育の窓

有田市立宮原小学校(和歌山県)の公式ブログです。

平成27年度修了式 (^_^)

2016年03月25日 | ブログ

始まる前に、「卒業式でつけた力を生かしましょう」という話をしました

起立や礼の仕方、目線、動きがあった後の姿勢・・・などです

一度だけ、礼の練習をしました。

 卒業式と変わらず上手です

「この一年でいろいろな力をつけてきました。運動会でつけた力として列をそろえることも意識しましょう。」

 

では、初めに賞状伝達

 

6年生がいない分、やっぱり寂しい人数です。

さあ、修了式

 「ただ今より、平成27年度宮原小学校修了式を挙行いたします」

「校歌斉唱」 ← 卒業式のときみたいに、すばらしい歌声でした

 

「学校長式辞」

  

長くなりますが、最後なので丁寧にお伝えしたいと思います

1.卒業式のこと

3学期の始業式にもお話ししましたが、卒業式とは、卒業生をお祝いする儀式です。「全員が目線をそろえる」「座ったあと動かない」、今年の卒業式では、これができることで「統一のとれた美しさをつくる」ということを目指しました。
卒業式にお客様として出席してくださった26名の方に、卒業式の前に「そのことを見ておいてください」と言いました。それともう1つ、卒業生をお祝いするため、「在校生の歌の力を聴いてください」と言いました。

卒業式が終わった後、お客様からたくさんほめてもらいました。みなさんの素晴らしい態度と合唱の力に驚いていました。「大空がむかえる朝」、さすがに4年生の声がよく響いていました。この素晴らしい卒業式を支えたのは、ここにいるみなさん全員の力です。

また、卒業生の「別れの言葉」が終わったとき、自然と大きな拍手が出ました。こんな卒業式は、校長先生は30年以上先生をしていますが、初めてでした。卒業生の「別れの言葉」と、そのなかで合唱した「COSMOS」と最後に合唱した「旅立ちの日に」が、それだけ感動的だったということです。

5年生のみなさんは、1年後、この卒業式を超える卒業式ができる宮原小学校の最高学年になることが目標です。卒業生のためなら、在校生全員が力を合わせてお祝いをするという気持ちになってもらえる6年生になることです。この卒業生はそれをみなさんに示してくれました。この卒業生は、卒業生と在校生をつなぎ、卒業式に参加した人全員をつなぎました。ここまでできる卒業式は、校長先生は今まで見たことがありませんでした。
どうすればこの卒業式を超える卒業式ができる最高学年になれるのか、卒業生を超えるため、校長先生も5年生のみなさんに、これからいろいろ教えていくつもりです。

2.修了式のこと

3学期は「終業式」ではなく「修了式」です。みなさんが1年間の学習を修了したことと、次の学年への進級を校長先生が認める式です。
では、ここで、それぞれの学年のみなさんの進級を認めます。

3.今年も1年間言い続けてきたこと

「しつけ3原則」、心の中で言ってみてください。・・・(略)・・・
卒業式でも話しましたが、森信三先生は、この3つができれば、将来どこに行っても人として通用する。人から信頼される。他人を大切にできる人になれる。日本中がこれをできるようになると日本は必ずよくなる、と言われました。
そして、もう1つ大事なことは「立腰」です。立腰ができるようになると、姿勢が美しくなります。そうすると、心が美しくなります。
しつけ三原則と立腰、変わらずずっと言い続けます。

4.新学期に向けて

3学期の始業式で、3学期の意味をお話しました。それは・・・(略)・・・
この3学期をふり返って、1年生のみなさんは、クラスのお友だちに優しくすることができましたか。5年生のみなさんは、宮原小学校のリーダーとはどういう人になることなのか、それを考え、そのことをクラスで話し合いましたか。最高学年にとって、一番大事なことは下級生への優しさです。思いやりです。
今年の卒業式で、みなさんが見せてくれた力は、新年度への準備をしている人が多いと感じました。

5.これから2週間のこと

4月8日、1学期の始業式です。心と頭を一回り成長させ、1つ、お兄さん・お姉さんになって、次の学年の教室に入りましょう。
新しい学年、新しいクラスです。新しいクラスでは、これまで仲のよかったお友達と違うクラスになっていることがあります。新年度への心の準備をしてきた人は、新しいクラスで新しいお友達がつくれます。「あの子と違うクラスになったから」といってがっかりするのではなく、新しいクラスで、新しい気持ちで、新しいお友達がつくっていくために努力することが大事です。
「自分たちで授業をつくる」ことができる宮原小学校の子どもなら、それができると校長先生は信じています。新しいクラスで、みんなでともに力を合わせて、前のクラスより、もっとよいクラスをつくる努力を、みなさんならできます。
でも、もっと大事なことがあります。中学年、高学年になると、クラスよりも、学年としてまとまることです。クラスを超えて、自分の学年を大切に思う自分になってほしいと思います。クラスという教室はあるけれど、大事なこと、大事なときには学年として心を1つにすることです。

春休み、交通事故などに気をつけてください。交通マナーを守ることが大切です。
全員が元気な姿で、1学期の始業式に出席してほしいと思います。

 まさに「立腰」

「以上をもちまして、平成27年度宮原小学校修了式を修了いたします。礼。」

修了式が終わり、春休み中の生活について、生活指導部の先生より大事なお話

〇交通安全について(言い方はソフトですが、厳しい内容でした)

  全体指導では理解できない子どももいます。お家の方でもご指導願います

〇自学について

「宮原小学校のみなさんのいい特徴の一つに、自学がありますよね。春休みに宿題はないと思いますが、休み中にもしっかり自学をして力をつけて新学期を迎えましょう。たくさん自学をして、新しい担任の先生に見てもらうといいですね。そうすると、先生は『この子はこんなにがんばれる子なんだ』と思います。そうして、いい出会いの一つになるといいですね。」

 

最後に、入学式で1年生を迎える歌「さんぽ」の練習

 

 

 

このようにして、修了式等を終えました。

次に、全校が集まるのは、3月30日(水)の送別式です。

卒業生も来ます

在校生のみなさん、ループリボンを忘れないでくださいね