mitakeつれづれなる抄

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日本最大の書店へ行ってみた・丸善&ジュンク堂書店梅田店

2010年12月27日 | 大阪

 先日、12月22日に大阪市北区に、日本最大のフロア面積という触れ込みの書店が出来たというので、昨日26日の夜、行ってみました。

 場所は梅田ロフトの南、元は東急ホテルのあった新御堂筋沿い。ここに一部高層階もある複合ビル「チャスカ茶屋町」が今年春に建ち、このチャスカ茶屋町の地下1階~地上7階に、丸善とジュンク堂書店の共同店舗が入りました。

 ロフトに近い方の入口。

Img_0166

 売り場面積は約6800平米、書籍数は約200万冊。これまでの日本最大書店はジュンク堂池袋店(東京都豊島区)で、面積は僅かに上回っているのだそうです。

 店内案内図の表紙。

Chaska

 無い本は無い、という触れ込みだそうですけど、本当にそうなのかな。初めての大型書店は、いや初めてではなくとも、PC、鉄道、能楽、地図、地理のコーナーへ行ってみます。どのくらいの品揃えなのか。まだお目に掛かったことの無い書籍は?。揃え方の傾向は?。

 売り場階はこんな感じ。

  7階 学参・語学・児童書
  6階 医学・理工・洋書
  5階 芸術・人文 (能・狂言はここ)
  4階 コンピュータ・社会
  3階 地図・旅行・実用 (鉄道はここ)
  2階 文庫・文芸・新書・文具品
  1階 雑誌・新刊話題書・集中レジ
  B1階 コミック

 3~7階は一通り拝見しました。やっぱり広いですね。店内のインテリアはジュンク堂仕様の雰囲気です。上からだんだん下に降りて行きまして、まず7階の語学。私の場合は韓国語。棚の「4列」という言い方は正しいのかな、縦の仕切りを1列とすると、それが4列あり、これまで見た韓国語のコーナーでは最大です。初級編からニュース素材を元に音声を聴き取る書もあり、また歴史に踏み込んだ書など、韓国語、もしくはハングルの範疇で多方面の品揃えでした。これは良い!

 5階の芸術。能楽のコーナーは3列分あり、大体他の大型書店なみか少し多いかなという程度。掘り出せば能楽の書物はいろいろあるのですけど、やっぱり「その筋」の方々で占められる分野だけに、なかなか一般書店では扱いにくいものではあります。

 4階のコンピュータ。ここは文句無く揃っています。じっくり棚の隅から隅まで約30分ほどかけて見てみました。ジュンク堂の京都BAL店もコンピュータは良く揃っていますけど、ここはもう一枚上でした。言語の他、システムの考え方を紐解く書物が良く揃っています。

 3階の実用で鉄道のコーナー。う~ん、鉄道関連は同じ梅田では、いや大阪では一番の旭屋書店の方が、品揃えとしては豊富でした。やはり旭屋はレアな(マニアックな)書物をじっくりと揃えてきただけありますね。それと店では素通りしてしまいましたが、バスのコーナーも別の棚にあるようで、今度行ったらそれを確かめねばなりません。

 あと3階の地図のコーナーで、棚に入っていた国土地理院発行の10000分の1地形図。いきなり一番上が「一宮東部」で、まるで私を待っていたかのよう、ドキリしました。10000分の1地形図は、まだ全国網羅しておりませんけど、この梅田店では京阪神地区の他、名古屋近辺の図葉も取り扱っているようです。

 とここまで来て時間切れで、2階と1階は素通り。B1階は私の分野外。

 丸善&ジュンク堂書店梅田店は、代金支払い方式が1階の集中レジで行います。そのため上の階の書籍などは、店備え付けの籠に入れて1階まで行くわけで、12月26日の夜は比較的(というか結構)空いていたものの、人が増えてくるとどうなるでしょうか。押し寄せる人波を上手く捌けるのか、一寸心配です。

 名古屋市のかつて私が贔屓にしていた書店「マナハウス」。ここが一時期1階の集中レジ方式だったのですが、お客側の不便という声なのか、それとも万引きが増えたのか、やがて各階のレジ支払いになりました。

 さて、この丸善&ジュンク堂書店梅田店があるチャスカ茶屋町。2010年春には建物が完成していたのですが、この不況なのか当初計画にあったレストランやフィットネスクラブが入らなかったそうで、どうやら丸善&ジュンク堂書店は後から加わったような感じです。

 そして大型書店が大阪梅田近辺に林立して大丈夫なのか、という心配もあります。ヒルトンのジュンク堂書店は縮小するそうですが、大阪駅再開発の駅北ビル(ノースゲートビルディング)には三省堂が入るそうですし、大型書店競争の様相です。


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2 コメント

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名古屋ではほぼ100%三省堂(しかも最後までテルミ... (stakenaka)
2010-12-27 21:54:30
名古屋ではほぼ100%三省堂(しかも最後までテルミナの地下二階)しか行かなかったのですが、この丸善&ジュンク堂書店は池上先生の学べるニュースで渋谷店が紹介された事で気になっていました。
工学の専門書などが、どの程度充実しているかはちょっとわからないですが、年明けにでも訪問しようかと考えています。

ちなみに、鉄道関係の書籍は旭屋書店か三省堂、東京だと書泉が圧倒的に強いと思っています。
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コメント、有難う御座います。 (kisomitake)
2010-12-28 15:11:59
コメント、有難う御座います。

丸善&ジュンク堂書店は、この梅田だけではないそうですね。
今回の開店で初めて知りました。

梅田店の理工関係は、6階のフロア約4割ほどを割いており揃っている方とは思いますが、stakenakaさんのめがねにかなう専門性が高い書籍はどうなのでしょう。
6階は洋書がデンとあり、そのあたりは丸善の強い分野だそうで。

コメレスからは外れますが、音楽、クラシックのピアノ演奏曲の楽譜が多数ありました。
通常はYAMAHAなどそれなりの店にありそうですが、私の好きなショパンでポロネーズ、スケルツォの曲集があったことには驚きです。他にモーツァルトのきらきら星変奏曲も、手書きのポップ文字で示されているなど、力が入っていそうです。
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