mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

京都市と大津市の境界

2009年05月22日 | 思索と考え

 このエントリは昨日書こうとしていた事ですが、新たなニュースも入り、先延べしていました。

 つまりこの所の新型インフルエンザに関しての考察。いやインフルエンザそのものではなく、学校・福祉施設の休校休所の範囲についての記事です。

 一昨日は新たに滋賀県大津市在住の方が感染と分りました。草津市にあるR大学の学生で、滋賀県としては大津市ほか近隣の市に一週間の休校・休所及び集客施設の休所をお願いしたとのこと。その近隣の市には府県境を越えた京都市も入っていますが、京都市は別の対応となりました。つまり京都市としては学校の休校等は行わない(昨日の午前の段階で)。

 さあそこで山科区のことを思い出しました。山科区のある山科盆地は、なぜか北東部の少しだけ大津市になっているのです。東海道本線で大津から逢坂山トンネルをくぐり抜けたところはまだ大津市で、藤尾小学校と藤尾市民センターのある地区になります。高速道路ですと京都東インターの北側のエリアです。

 要するに琵琶湖岸の大津市から見れば飛び地のような場所でも、滋賀県大津市のエリアですので藤尾小学校は休校になっていると思います。しかるにそのまま地続きの京都市山科区エリアの学校は、本日は普通に開いています。

 そもそもがこの藤尾地区が飛び地のように山科盆地の一角にありながら、何故滋賀県に入っているのか。これ調べてみると興味が湧きそうな内容が出てくると思います。ただ分ることは、この藤尾の地域は滋賀郡であった地で、明治22年に同じ滋賀郡で山の向うの大津町と合併したこと。

 さて、昨日遅くに今度は京都市でも新型インフルエンザの患者さんが確認されたそうです。またもや京都市内全域の学校がお休みか?、左京区花脊も久多もなのか?右京区の宕陰地区は?京北は?などと僻地も含まれるのか色々考えが廻りましたけど、結局の所、下京区と中京区の小中学校と一部の高校が27日までお休みになったということ。それでも中京区でも西の方へ飛び出している西ノ京と隣との境は?などと考えてしまいました。何しろ細い道一つで区が変わるところもあり、お向いどうしで学校行ったり行かなかったり、です。

 でも京都市の措置として、27日まで下京区・中京区内一律にお休みというのはどうかと思いますが、市内一律にお休みにしなかったのは賢明だったと思います。今後この新型インフルエンザ対策の指針で、学校単位の休校措置もありうるとの厚生相の発言もあり、普通の生活の影響を最小限に止めたいものです。

***追記
 webによれば、京都府からの要請で京都市内にある大学の多くが休校としたそうで。その中には滋賀県での感染者が通うR大学も含まれています。