昨日の弊ブログ記事「なんとかならなかったのか・修学旅行中止」で書こうとしたことなのですが、大阪府と兵庫県の全域にある保育所から小中高の学校、さらに福祉施設が一律にお休みとなっているようですね。政令指定都市の大阪市、堺市、神戸市は府県ではなく市の判断ですが、結果的に府県の措置に倣っています。
この種の情報に接するたびに、域内全て一斉に休みにするのはどんなものなのか、インフルエンザが流行っているのは、府県境までなのか、インフルエンザは府県境が見えるのか、そもそも域内は全て同じ条件なのか、などを考えてしまいます。
特に大阪府の場合。今回の新型インフルエンザの患者さんが出たのは、茨木・豊中・八尾と聞いています。府のエリアからみれば割と狭い範囲に収まっています。なのに府内一律とはね。
大阪府北東部の丘陵地帯に、くずはローズタウンという綺麗な名前の新興住宅地があります。この住宅地には大阪府枚方市と京都府八幡市とに跨っていて、住宅地の中に府境が通っているんです。当然大阪府枚方市側は学校保育所福祉施設はお休み、同じ住宅地でも京都府八幡市側では通常通りのはずで、住宅地の中で二通りの措置がでるのを毎度疑問に思っておりますし、以前にもインフルエンザが大流行した時に大阪府下の学校が数日間だけ全て休校となった時に同様の疑問が湧きました。
大阪府は結構広く、茨木や豊中から遠く離れ、山を一つ二つ越さねば行けない豊能郡豊能町や能勢町というところがあり、とても梅田や難波のある同じ大阪府とは思えない山里もあり、同じ一括りにするのは無理があるように思います。
これは兵庫県もそうで、今回の新型インフルエンザの患者さんが出たのは阪神地域から南播磨と、なぜか離れて養父市の方で、エリアとしては極々狭い範囲。それを一律の措置をするのはやりすぎではないかと考えております。
***追補
文中で「山の向うの豊能郡・・・」と書きましたけど、この豊能郡でも感染者がいるようです。同じ北摂地域ですので、人の動きでのつながりがあるようですね。