みすずりんりん放送局

お気に入り俳優の事、劇場&DVD映画レビュー、日常生活の事を書き留めています♪

ヒアアフター

2011年02月25日 00時00分00秒 | は行の映画
 『ヒアアフター』を観た。
ヒアアフターチラシ
 【ストーリー】
 突然の津波で死にかけたマリー(セシル・ドゥ・フランス)は臨死体験で不思議な光景を見た。
 その光景が頭を離れないマリーは仕事も手につかなくなってしまった・・・。
 
 そして、イギリスのロンドンでは、双子の兄と薬づけの母と3人ぐらしのマーカス(ジョージ、フランキー・マクラレン)。
 不慮の事故で兄を亡くしたマーカスは、母とも引き離され里子にだされてしまう・・・。
 
 アメリカでは、霊能力者としての才能がありながらも、その能力に悩んでいたジョージ(マット・ディモン)。
 イタリア料理教室で知り合った魅力的な女性といい感じになるが・・・

 別々の場所で『死』に取り付かれた3人の人生が交錯する・・・

 【豆知識】
 クリント・イーストウッド監督、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務めたヒューマン・ドラマ映画。
 死を身近で体験した3人の登場人物が悩み苦しみ、生と向き合う姿を真摯に描いていく。
 主演は、『インビクタス/負けざる者たち』でイーストウッド監督作品にも出演したマット・デイモン。
 『シスタースマイル ドミニクの歌』のベルギー人女優セシル・ドゥ・フランス。
 映画初出演のジョージ、フランキー・マクラレン兄弟が共演。
 マクラレン兄弟は、どちらが兄で弟という役を決めずに出来る方が演じたらしい。

 死に触れて、前を向く

 2010年 アメリカ 129分 原題: HEREAFTER




 クリント爺の最近の作品『グラン・トリノ』『インビクタス/負けざるものたち』も大好きでした。
 なので、この映画もかなり期待して見に行ってきましたが・・・今までのとはちょっと違う?

ヒアアフター21
 マリー・ルレは休暇先のリゾートで子持ちの恋人と過ごしていたが・・・

ヒアアフター23ヒアアフター10
 多分恋人の子供は女の子。その子供にお土産を買いに来て、何故かいきなりやってきた大津波に襲われてしまう!!
 さすがハリウッド!
 津波の映像は迫力満点でした

 何が何やらわからないうちに、映画に引き込まれました

 セシル・ドゥ・フランス、綺麗
 知らない女優さんだと思っていたら、 『ハイテンション』ってホラー映画のヒロインでした
 あの時と違って随分セクシーな女優さんになったものね。
 しかし、変わった名前。フランスのセシル?

 臨死体験ってテレビ番組とかでも観るけど、日本だと三途の川が見えたとかお花畑が広がっていたとか聞いたことがあるけど、子供(ジェイソン)が言うには「サイコーな場所」らしい。
 以前観た『ラブリーボーン』での天国と現世の狭間の映像があったけど、とても美しく表現されていたから、あんな感じかしらん?

ヒアアフター6ヒアアフター6 (2)
 なんとか助かってフランスに帰国するも、仕事に身が入らず「夢の執筆活動」をすることに・・・
 しかし、彼女は臨死体験したときの映像がどうしても頭から離れずにいた。
 そして、彼女がとった行動は・・・
 おまけに恋人との関係も・・・あらら・・・だし。

 の間をマウスを当てて右クリックしたまま滑らせてみてね。文字が反転して読めます。

 レストランでのマリーの台詞「お土産がいけなかったのね」ってのは、彼は生活に踏み込んできた彼女が疎ましく思えたってことね。表面上のただの遊び、恋人ごっこがしたいだけだった・・・ってことだよね。 
 

ヒアアフター3ヒアアフター7
 その頃イギリスでは、少年ジェイソン&マーカスが薬に溺れる母との3人暮らしをなんとか守ろうと頑張っていた。
 福祉協会の人が来て、何故ビニール袋に物を?って思っていたら・・・巧いやり方に感心したわ
 お母さんも薬に頼ってはいるけど、止めようとはしてるようだ。子供二人をとても可愛がってるし愛してる。

 子供役のふたりがとても良くてねー
 明るい性格の兄と大人しい弟。
 演じたふたりもどちらがどちらと決めずに演じたらしいので・・・余計に見分けがつきません。
 お兄ちゃんの方、【変な笑い方】でしたっけ?記憶にないのよね^^;

 表裏一体のような存在だったふたり。片翼を奪われてしまったマーカスは兄に逢いたい一心で霊能者と呼ばれる人々を渡り歩く姿は切なかったです。
 
ヒアアフター20ヒアアフター4
 そして、また同じ頃、アメリカでは、霊能力の自分の才能に悩み続けているジョージは、霊能力を使いたくないと思っていた。
 しかし、それを邪魔する兄・・・悪い人には見えないけど、弟の才能を食い物にしてお金を稼ごうとしている姿は嫌悪~~
 「口止めしていたのに」って言ってたけど、あんたが言わせてるんじゃないの~~って思ったわ

ヒアアフター2ヒアアフター26
 ジョージはただ普通の生活がしたいだけなのに・・・彼にその普通の生活をさせない周り。
 それでもなんとか頑張っていたジョージ。イタリア料理教室で知り合った女性メラニー(ブライス・ダラス・ハワード)ととっても良い雰囲気に。
 この食べさせ合うシーンはなんだかエロティックでニマニマしちゃった

 しかし、3人のそれぞれの生活や苦しみを映し出すのが長くて
 なかなか本題(っていうのかしら^^;)に進みません。
 どうやって3人が交わり合うのよ~~って思ってるとそれは唐突にやってきた。

 なるほど。大人は移動出来るけど、子供はお金もないし移動出来ないもんね
 あまりもその設定には無理が?って思わなくもないけど。
 
 『グラン・トリノ』でも『インビクタス』でも自然に涙が溢れて身の震えるほどの感動があったんだけど、これはなんだかわたしの心に響くものがなくて・・・

 確かに、ジェイソンとマーカスのシーンにはウルウル来るものがありました。
 わたしの隣に座っていた女性は号泣していたしね。
 でも、わたしはそこまで泣けなかったの・・・いつも大抵号泣しているわたしがよ。

 悪くはなかったし、面白くなかったわけじゃない。
 ラストがはっきりしなかったからかもしれないわ。

 上記2作品はラストが明確だったしね。

 この映画も見た人にラストを好きに想像させる映画なのかな。
 見られた方、どんなことを思ったでしょうか・・・


 わたしも友人とラストについての話しをして盛り上がりました
 その内容はの間をマウスを当てて右クリックしたまま滑らせてみてね。文字が反転して読めます。

 あの意味ありげなジョージがふたりのキスシーンを思い浮かべているのは、魂が呼び合うというか、ソウルメイト的関係ってことかな?とか。ヒアアフター(来世)って題名から、もしかしたら前世で恋人同士だったとか~?(つまり今が来世ってこと)とか。お互いに『死』を知ってる(体験してる)から分かり合えるとか。ジョージがいきなり超能力者になって今度は未来が見えるようになったとか~(笑)など

 かなり盛り上がって話しが出来たので、案外これがクリント爺が狙った演出なのかもしれませんね~

 ヒアアフター撮影時のクリント・イーストウッドの画像があったので、載せちゃいます。

ヒアアフタークリントヒアアフタークリント2
ヒアアフタークリント3
 立ってるだけで、こんなにかっこいい!絵になるなぁ・・・
 もう一度、俳優のクリント爺が観たいな~~

 そう言えば、本屋でマット・ディモンのインタビュー記事を立ち読みした時、こんな事が書いてあった。

 マットにクリント爺が話したらしいが、「自分はツアーガイドみたいなもの。このバス(映画)が気に入れば乗ってくれたらいいし、気に入らなかったら途中下車してくれても構わない。でも、また次のツアーに誘うけどね(笑)自分の映画は良いと言われる映画もあれば、悪いと言われる映画もある。でも、その映画を作る明確な理由がある。どんな映画でも心の奥にあるパーソナルな部分はなんら変わりがない」

 なんてことが書いてあった気がする~~^^;(あやふやなんだけど)

 この映画は賛否両論あるけれど、クリント爺には作りたい明確な理由があった。
 だから彼は大満足な出来なんだよね♪

 

 

 では、予告をどうぞ~

<iframe title="YouTube video player" width="640" height="390" src="http://www.youtube.com/embed/XoLTOSJmy0s" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>


     『みすずのハッピーライフ』 ←らぶりーこう太くんを見てみて♪(ただいま、たまに更新中♪よろしくね(^^)/トップ画像も変えました!)

  いつも応援ありがとう
 記事を楽しんでいただけたら、ぽちっとよろしくお願いします。

 下のジョニーをクリックしてくれてもランキングに行くようにしました~♪

ランキングポチ用



にほんブログ村 映画ブログ 映画監督・映画俳優へ 


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。