‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

🌀台風の迫る中、久保惣美術館コンサート有難うございました♪。

2017-10-27 23:30:06 | My Consert
10月21日
シューベルティアーデ・ブルンネンのコンサートが、和泉市久保惣美術館ホールで行われました。今回はシューベルトベートーヴェンのプログラム。
台風21号の前日でしたが、秋雨前線とも重なり、かなりの雨でした。客足が心配でしたが、ピカソの絵が展示されていることもあり、結構朝から美術館に来ている人が多かったです。次の日に台風直撃ということもあって、衆議院選挙の期日前投票をした人も多かったのでは…。



        


美術館の庭の植物も、雨に濡れていました。紅葉はまだほとんど進んでいませんでした。
印象的なのは、ホトトギスの花で、よく咲いていました。



  第Ⅰ部はベートーヴェンの歌曲から。黒田千賀子さんのピアノと私、笹山晶子のソプラノで。
音楽室の怖い顔の絵や、激しい曲の印象のベートーヴェンですが、歌曲はそんなに重苦しいものはなく、優しくて可愛いベートーヴェン像がうかがわれます。


岡村星見さんによる、ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ「月光」。お月様のような色のドレスです。 



  オリジナル作品、左手のための”トッカータ”も演奏。
左手だけで弾いてるとは思えない音の厚みと技術です。星見さんは元々左利きなのだそうですが、断然右手にメロディーがくる、たくさん動く曲が多いので、左利きの人は大変です。
でも戦争や病で左手しか使えなくなったピアニストさんは結構いて、左手のみの作品も必要だと思います。





  第Ⅱ部はシューベルトの歌曲から。
飯塚幸穂さんのピアノと、私笹山晶子のソプラノで、秋を感じる曲を演奏。シューベルト歌曲は曲の多さから、季節感のある曲も選びやすいのです





 最後にシューベルトの連弾曲
飯塚さんと黒田さんのコンビも、息があってきたようです。ドイツ舞曲D618は、あまり知られていませんが、シューベルトらしい天国的な響きの美しい曲でした

  最後にお客様と一緒に「菩提樹」を歌いました
”泉に沿いて 繁る菩提樹~”という歌詞から、Brunnen(泉)と付けられました。
10月というのは、本来はもっとも過ごしやすく、お月様や空を見上げる季節なのですが、今年は雨や台風でさんざんですね(´-ω-`)。
でも雨ばかりで気分が滅入っていたところ、今日のコンサートを聴いて、気が晴れたとアンケートに書いてくださっていたお客様もあり、嬉しかったです(*^-^*)。

早く毎日夕焼けに染まる赤い空を見てみたいものです。そんな願いを込めて、当日の演奏から、シューベルト歌曲「夕映えの中で」です

シューベルト「夕映えの中で」F.Schubert "Im Abendrot" D799


雨の中、足をお運びくださったお客様、どうも有難うございました
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