‘Tis Nature's Voice~それは自然の声~Ⅱ

みらくる・あっこの気ままブログ

ブロムシュテット&ティルのエキサイテイングなBeethoven Abendでした♪

2015-09-28 23:45:35 | More Mark Padmore
9月26日
N響コンサートで、ヘルベルト・ブロムシュテット指揮のベートーヴェン・プログラムに、ティル・フェルナーピアノ・コンチェルトが入るということで、初めてNHKホールへ行きました。




(N響ウェブサイトより)




大阪に住んでいるということもあり、N響というのはテレビで観るもんだと思っていたのですが、この組み合わせとなると、やはり生で聴いてみたくなりました。
ティルは、パドモアさんのリートなどで馴染んでいて、今最も大好きなピアニストなのですが、マエストロ・ブロムシュテットは、テレビでしか観たことがありませんでした。
でもテレビで観てるだけでも、いつも感動的な音楽を創る方だと尊敬していましたので、たとえ遠い席でもいいとい思い、なんとか一般販売でチケットを取りました。
2階席でしたが、ピアノがバッチリ見えました

私はモダン・オーケストラは、あまり興味ない方ですが、やはりN響に来るお客さんは、オーケストラ好きという雰囲気が、会場に満々と漂っています。
この日は交響曲第2番と、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」というプログラム。ベートーヴェンのシンフォニーも3番以降しか印象になかったので、ほぼ初めて聴く状態の私。
対向配置で、モダン・オケもピリオド奏法をすることが、やっと常識になりつつあるようです。米寿の指揮者なのに、聴こえてくる音楽が、とても若々しいことに驚きでした。
人間、いつまでも目標を高く持つことは、若さの秘訣でとても素晴らしいことだと、つくづく感じました。マエストロ・ブロムシュテットの場合、時代の流れについて行ってるというよりも、逆にリードしているように思えます。それぐらい、エキサイテイングでクリアなサウンドを響かせて、分かり易く楽しいベートーヴェンでした
NHKホールも初めてで、響きがいいのかとか何も解らないのですが(あまり評判は良くないようです)、とても音が通ってきていました。

ブロムシュテットだけでも感動しているところへ、後半はティルが登場。N響とは2回めで、他でも日本でピアコンを演奏していたようですが、全く情報を見落としていて、ティルのコンチェルトも初めて生で聴きました。
ケント・ナガノとのCDにハマっていたのですが、もう登場の仕方から素敵過ぎる~、気品のあるオーラを放っている
「皇帝」の出だしが、いきなり煌びやかなピアノのカデンツァなので、カッコよくて仕方がないのですが、そこから先は、ブロムシュテットとオーケストラとの、アンサンブルに徹しているピアノでした。
テクニックのブリリアントなシーンも、決して裏切らない華やかさや、力強さがありますが、ピアニッシモの美しさ、カンタービレな弾き方は、本当に心の奥底に感情を秘めて、というティルの世界です。オーケストラと一緒でも、かなりウナ・コルダ(弱音ペダルを踏む)も駆使して、音色の移ろいを表現していて、オーケストラの色んな楽器との絡みを、ブロムシュテットさんと、生き生きと、やはり分かり易く美しく表現していました

東京のコンサートへ行くと、いつも感じますが、熱狂的な男性クラシック・ファンが多いということです。
N響を聴き続けているという方も多く、指揮者などによって、当たりはずれが随分あるそうなんですが、今日のコンサートは、ピアニストともに”大当たり”だと、興奮して口々におっしゃていました。FMラジオでライブ放送されていたので、家族に録音を頼んでいて、暫くは心酔して聴いています
テレビは10月11日、Eテレ「クラシック音楽館」で放送されます。テレビなので、会う人話す人に宣伝している、大阪のオバチャンです🍬
http://www4.nhk.or.jp/ongakukan/

10月4日(㈰)15:00開演「京都コンサートホール」
with 井上道義指揮&大阪フィルハーモニー交響楽団で、モーツァルト・ピアノ協奏曲第25番です。https://twitter.com/osaka_phil
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