“川崎の翁” 探訪の記

「ウオーキング」と「乗りつぶし」で日本全国制覇を計画し実施中。

昭和記念公園 ケヤキの枯木劇場

2020年12月28日 | 国営昭和記念公園の花

年の瀬も押し迫りました

 

師走も終盤を迎え、年の瀬も押し迫ってきたという雰囲気が増してきました

 

2020年を振り返ると、年初から新型コロナウイルス感染拡大に翻弄された。

東京オリンピック・パラリンピックをはじめ、様々なイベントが中止や延期を

余儀なくされ、政府の相次ぐ支援策が打ち出されたが、足元で、

これまでと違う何かが動き出したという一年でした。

 

新型コロナで大多数の日本人の生活が変えられ、新しい日常が始まっている。

川崎の翁の日常も様変わりで、

ウオーキング協会の主催する大会・例会の参加を取りやめて、

国営昭和記念公園の植物の観察を中心とするウオーキングへと変化した

 

昭和記念公園は今年コロナの影響で二ヶ月の間休館日となりましたが、

それでも翁は植物の観察・撮影に90回、公園を訪れました。

観察・撮影の結果をブログで、「紅葉劇場」・「冬の花劇場」と題して提供を

させていただきました。

 

今年最後のテーマとして

「枯れ木劇場」

をお送りいたします。

冬に全ての葉が落ちる落葉樹、葉がついている時とまた異なった風景を

醸し出してくれます。

トップバッタとして「ケヤキの枯木」をご覧いただきます

 

 

みずどりの池に浮かぶケヤキ

 

立川駅方面、あけぼの口の「そよぎの丘」

 

こどもの森

 

ディスクゴルフコース横

 

 

 

西立川口 入口 さざなみ広場

 

昭和記念公園のシンボルツリー みんなの原っぱ

渓流広場のケヤキ林

 

みんなの原っぱ 

 

ふれあい広場

 

立川口サイクルセンターからのサイクリング道路

 

 

第一サークル付近

 

 

昭和天皇記念館前

 

そよぎの丘

 

 

ゆめひろば

ふれあい橋手前

 

 

うんどう広場

 

 

 

 

 

美しい「ケヤキの枯木」

いかがでしたか

 

2020年

昭和記念公園の植物 

色々な劇場をご覧いただきました

ありがとうございました

 

2021年

昭和記念公園の植物

枯木⇒葉芽・花芽⇒開花⇒新緑⇒紅葉

「木の一生」の写真を撮りたいと考えてます

 

英国の新型コロナウイルス変異種が

世界各地に広がっている様子。

ワクチンの開発に期待をいたしましょう。

 

2021年

よろしくお願い致します。

 


昭和記念公園 冬の花劇場

2020年12月21日 | 国営昭和記念公園の花

二十四節気

冬至  とうじ

一年のうちで昼が最も短く、夜が最も長い季節であり、

大きな変わり目の時季です。

季節の気配は、西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが本格的になります。

大陸からの北風が吹きつけ、日本海側に大雪を降らせて、太平洋側には

乾燥した冷たい風となり、なかなかの厄介者ですが

これも冬の風物詩の一つです。

 

「冬の花劇場」が始まります

多くの草木が枯れて「紅葉劇場」が幕を閉じて、

新しく冬の出し物に舞台が変わります

「冬の花劇場」と「枯れ木劇場」です。

今回は「冬の花劇場」をご覧いただきます。

 

サザンカ (山茶花)

ツバキ科 ツバキ属 常緑低木

日本が原産地

江戸時代に長崎の出島のオランダ商館に来ていた医師ツンベルクさんが

ヨーロッパに持ちかえり、西欧でも広まった。

学名も英名もサザンカ

ピンクの花色の園芸種が人家などの生垣によく植えられています

昭和記念公園の駐車場に咲き誇るサザンカ

野生では白い花を咲かせます

 

花の花色や花形は多様な園芸品種群がある。

 

サザンカとツバキの見分け方

花の散り方を見る

 

椿の花は花首からポトンと落ち

山茶花の花は花びらが散ります

 

山茶花

 

ツバキ 椿

 

 

カンツバキ  寒椿

カンツバキ

カンツバキはもともとサザンカの一品種で、花も葉もよく似ている

濃い桃色の花と、深い緑色の葉の色の対比は美しく

花の少ない冬の彩りとして貴重です。

 

 

オトメツバキ  乙女椿

乙女椿

意外と古くからある品種で、江戸時代後期には栽培されていた

とてもかわいいピンク色した千重咲き(八重咲きよりもさらに花びらが多い様子)

の花は、どこか和菓子を思わせます。

 

 

 

スノードロップ  待雪草

 

ヒガンバナ科   別名 マツユキソウ ユキノハナ

雪の雫(スノードロップ)の名にピッタリの姿はとても小さく可憐です。

一株に一花の純白の花を下垂して咲かせます

花は閉じている時の方がより雫に見えるのでおもしろい。

 

 

 

原種シクラメン

原種シクラメン

その名の通り、品種改良されてない野生のシクラメンです。

確かに園芸種のシクラメンより花が小ぶりのサイズです。

小さな花はとても可憐な姿で、「かわいい」という印象がピッタリのシクラメンです。

 

 

 

ニホンズイセン  日本水仙

 

ニホンズイセン

シルクロードを通って古くに中国から渡来したとも、海流に乗って漂着した

球根が野生化したとも言われております。

古くから生け花や茶花に好まれて使われるなど、生活に彩りを

与える植物です

 

 

 

今日は冬至

一年で最も昼間が短く、夜が長い一日です。

「冬至」を境に太陽のエネルギーが強くなっていきます

春も近づき、日々を健やかに過ごせるようになる境です。

 

このパワーでコロナ禍に打ち勝ちましょう。

頑張れ !!   頑張れ !!

 

 

 


昭和記念公園 紅葉劇場

2020年12月07日 | 国営昭和記念公園の花

日本の七十二候

閉塞成冬

空寒く冬となる

 

広がる冬の雲に万物が塞がれる

空を塞ぐように重く広がった雲が、まさに冬の天気となってきたという

様子を表した言葉。海側のこの時期の空はこの表現が

ぴったりと当てはまる。

 

紅葉劇場もそろそろエピローグを迎えようとしている。

12月6日に訪れた昭和記念公園の様子をご覧下さい

 

コナラ  小楢

ブナ科   コナラ属  ゆめひろばで見かけた

幹はほぼ直立し、樹形は不揃い。樹高は15m以上にもなる。

クヌギとともに里山の雑木林の主要な木の一つである。

 

花木園売店横で見かけた

イロハモミジとのコラボレーションがすばらしい

 

暖流ひろば

 

こもれびの丘

 

みんなの原っぱ北側

 

紅葉は黄色から黄褐色になることが多いが、コナラの不思議なところは

同じ条件でも木によって黄色になったり赤色になったりする

鋸歯(葉の縁にあるギザギザ)はおおぶり

 

葉先に近い部分で葉幅が最大になる。

 

 

イロハモミジ  伊呂波紅葉

イロハモミジ  場所・・第一サークル付近

ムクロジ科 カエデ属  落葉高木でイロハカエデなどとも呼ばれる

幹はやや傾き、枝を横に広く伸ばす。 樹高10m前後

場所立川口サイクルセンター付近

 

場所 暖流広場レストラン付近

身近な雑木林や山地の湿った場所によく生える

イロハモミジの紅葉は赤がほとんどだが、中には黄色に紅葉(黄葉)

するものもある。環境などの生育条件や個体差によるものだが

黄色のイロハモミジもなかなか美しい

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウダンツツジ   灯台躑躅

ツツジ科  ドウダンツツジ属  場所カナール東端

丸い株立ち樹形になり、樹高2m前後。

彩度の高い紅葉が観賞できる樹木の一つ。

本州・四国・九州の岩山に自生するが、目にする多くは庭木などで

植栽されたものである。

場所 花木園・さくら橋付近

名前のドウダン(灯台)は、枝分かれする様子を

昔の結び灯台に見立てた「トウダイ」に由来

直線的に伸びる枝と、その先に車輪状に集ってつく5枚前後の葉

このパターンを何度も繰り返して伸びる。

 

 

クヌギ   櫟

ブナ科  コナラ属     場所 総合案内書横

幹はコナラに比べるとよく直立し、樹高15m前後になる

クリによく似た葉を持ち、秋に丸く大きな堅実(ドングリ)をつける。

本種の葉は細長くて大きいので比較的特徴をつかみやすいが

同じブナ科のアベマキ・クリとよく似ており、これら3種を

葉だけで見分けられれば上級者

 

 

 

今日は二十四節気

大雪 

 

暦のうえでの冬は11月7日から2月3日までのこと

二十四節気では

立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒

にあたります。

 

日ごとに厳しくなっていく寒さの中

昭和記念公園の植物は静かに耐えて、

温かな春を待ちわびているのです。

 

紅葉劇場もそろそろ幕を閉じる時期がやってまいりました

これから冬の間

「冬の花」・「早春の花」だけでは数が少ないので

何か、工夫を考えねばと思っております