表情こわばる児童…殺処分前の犬舎、響く鳴き声
●飼い主に見捨てられ、行き場を失ったペットの犬や猫を殺処分している茨城県動物指導センター(笠間市)が21日、殺処分前の犬が収容されている犬舎の見学会を初めて開催した。この日、犬舎内には50匹の犬がいた。原則1週間で殺処分され、収容日ごとにオリを分けている。犬同士の相性を考え、個室も用意してある。オリの向こうから尻尾を振って「キャン、キャン」と愛嬌を振りまく小犬もいるが、子供たちは笑顔で応えることができず、ただじっと身構えていた。友達と参加した水戸市立双葉台小の4年男児(10)は「たくさんの犬が処分されていると知ってショックだった。施設内はきれいだが、犬はとてもさみしそうな目をしていた」と話した。
YOMIURI ONLINE より引用した。これは茨城県の話だが、日本全国ではどれくらいの動物愛護センター(保健所)がその施設を公開しているのだろうか。年間の犬の殺処分件数は8万頭以上ときいているが、こうして公開して子供たちにその現実を見せることで少しでもそこに持ち込まれる犬が減ればいいのだが。昨夜テレビでイギリスの犬のブリーダーを取り上げたドキュメントを放送していたが、犬本来のことよりも儲け主義に走るブリーダーはどこの国にもいるということだ。奇しくも今日の朝日の朝刊には「子犬・子猫の販売は生後56日はダメ」という見出しが踊っていたが、記事をよく読むとその法案でも3年間は生後45日でその後は生後49日、56日というのは施行後5年以内に検討するという努力目標のようなものだ。ここでも「エサ代」が嵩むことにペット販売店が反対をしているらしい。
今日の一枚も、「花火」です。
保護された動物たちの、悲惨な最期を、
大人にも知ってもらえたら、
少しは、違うと思うのです。
とは、言っても、微力過ぎて
多分、目に見える程の変化は
無いかも知れませんが
ペットを飼う(買う)時に、
ペットショップに行くというだけの
人が、多い中、
「保護された動物たちも視野に入れる」
という選択肢が加われば、と
強く願います。
私は、チワワ2匹、トイプードル1匹を
飼っていますが、飼って数年経ち、
殺処分されている犬猫の存在を
知り、後悔しました。
(その後、捨てられていた猫を2匹
ボランティアグループから頂き、
飼っています)
大人も子供も、臭い物に蓋をするのでは
なく、まずは、「知る」事が大切ですね。
「知った」後の行動は、個々に
かかってはいますが。