震災前のわが家の庭で
「 人 」 という文字は
見るほどに ・・・ 味わい深いです。
二本の線が 互いに相手を支えあっています。
二人が お辞儀をしあっている ようにも見えます。
あるいは 押し合っている ようにも見えます。
引き合っている ようにも見えます。
たがいに 相手に合わせよう としています。
尽くし合って います。
自ら行動を起こしている二本の線 ・・・ とも理解できます。
いずれにせよ
どちらか一本の線が なにもしない 突っ立ったままの姿なら
・・・ 「 人 」 とはなりません。
まして 両方とも そうなったら ・・・
二本の平行線で ふれあいは生まれません。
この文字は
いっぽうが 自ら傾斜することにより 相手の傾斜を引き出す
・・・ ことで できあがっていると思います。