熊森のようにすべての命を等価として外来生物の駆除に反対するのは二重の意味で墓穴を掘ってるとしか思えません。ひとつはこの前の環境保全との関係で、もうひとつは彼らが持ち出す生命倫理との整合性。前にも書いたんですけど、外来生物が生きていくにはたくさんの命が消費されるわけです。そして熊森は一を生かすために百を殺してもいいと言っているわけです。じゃあ外来生物をそのように特別扱いする根拠は何?となります。命は大切だから?在来生物にだって命はあるじゃん。そもそもすべての命は等価と主張する立場からは多くの命を消費するものは排除を容認することはあっても積極的に擁護することはできないはずです。排除したほうがより多くの命を助けられるのですから。熊森には食われる側の命のことは念頭に入っていないのでしょうか。この部分の根拠(外来生物を特別扱いする理由)が示されない限り熊森は一方にえこひいきをしてもう一方を差別しているようにしか見えません。差別するな~と言っている方々がその実差別をしているなんて笑い話にもなりませんよ。
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