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ならなしとり

外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基本的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。

これはおかしいよ熊森協会5 現代生態学というニセ科学

2010-01-03 23:08:34 | 熊森
 さて、前回の続きで現代生態学とやらを検証していきましょう。前のおさらいも含めて現代生態学と熊森の関係をみると↓

>自然界が動物と植物との絶妙のバランスにより成り立ち、安易に人間が手を入れるとそのバランスは崩れてしまうというのが現代生態学の出した結論であり、当会もそれに依拠しています。

しかし、この現代生態学という学問が具体的にどのようなものかは明らかにされていません。念のため言っておきますが“保全”生態学ではありません。“現代”生態学という学問です。しかしながら、この学問が学問として成立していないということは言えます。なぜなら、熊森がダブルスタンダードな立場を外来生物問題でとっているからです。

>人間の手による外国の動物の持ち込み、自然界への放出は、自然生態系を破壊するおそれのある、大変問題のある行為です。

と言って外来生物を容認しないことを言いながらも定着した外来生物への対策については

>原則として現在、野生化してしまったものは放置し、自然に任せるしかないと思われます。

入れた者勝ちを肯定しているだけです。定着しても対策をとらないのであればブラックバスの密放流などウハウハでしょう。これは実質的な外来生物容認論です。そしてこれは現代生態学とやらに沿ったものですから、現代生態学もほぼ同じ見解であるとみなせます。論理的にここまであからさまに矛盾し外来生物により様々な被害が生まれるという現実に対応できないのであれば少なくとも自然科学系の学問であれば役に立たないでしょう。このほかにも法則を出したといいながらも具体例やデータのひとつも示していません。
このように生態学というあきらかに自然科学と思われるものを冠しているにもかかわらずその内容がまるで自然科学から離れたものであるということは科学でないのに科学を騙るというニセ科学の判定基準と一致します。
僕はここに熊森の“現代生態学”はニセ科学であるということを宣言します。

これはおかしいよ熊森協会4 保全生態学と現代生態学

2010-01-02 12:51:50 | 熊森
 現代生態学がどのようなものか結論を出す前に、前回保全生態学とかぶっていると言った部分の検証をしてみます。ま、熊森の“現代生態学”とやらは保全生態学あたりの知見を都合よく引っ張ってきて熊森にいいように加工したものですけどね。そのあたり保全生態学で言われることと比較しながらいきたいと思います。

>森を残し、全生物と共存しなければ、人間も生き残れない」という現代生態学が出した法則に基づき

保全生態学では人類の存続のためにはなるべく多くの生物(在来生物)と共存する必要があるとは言いますが、全生物と共存しなければ人類は生き残れないとまでは言いませんね。はっきり言ってこの全生物というのもどこまで指しているのかわからないですね。在来生物だけでなく外来生物も含むのか。おそらく外来生物も含むのでしょうけど。これが熊森が外来生物の駆除に生態学的な観点からも反対しているという理由の一つでしょう。

>自然界が動物と植物との絶妙のバランスにより成り立ち、安易に人間が手を入れるとそのバランスは崩れてしまうというのが現代生態学の出した結論であり

下手に人間が何かするとバランスが崩れるってのはある程度当たってますね。熊森の言うところの安易の範囲がわからないので里山はどう考えてるんだと突っ込みたかったけどやめておきます。
上げ足を取らせてもらえば生態学を冠してるのに生物的環境だけで非生物的環境のことは無視ですかいw)

>現代生態学が解明したように、元来、自然界での鳥獣の数は著しく増減を繰り返すもので、増えても減っても本来、人が問題にすべきものではありません

野生動物の個体数というのは微妙に上下に揺れながら長期的にはほぼ一定で安定しているというのはよく知られていますね(その間に大きな環境の変化がなければ)。でも著しく増減を繰り返すとまでは普通言いませんよ。ちょっと熊森が何を考えてこう言っているのかわかりません。なにせ判断材料が上記の一文だけでは熊森がなにを想定してどういう言葉の定義を使っているかもわかりません。具体例の一つも出してくれればまだわかりやすいんですけどね。

 全体的に歯切れの悪い結果になってしまいましたが、だいたいのやり口は見えてきました。熊森の言う“現代生態学”は大筋は保全生態学と似た(ただし細部はあいまい)ことを言ってそこから熊森オリジナルの見解に飛躍します。導入部分ではそれほど突飛なことを言っているわけではないから、あまり勉強していない人であれば保全生態学と似たようなものでちゃんとした学問なんだろうと誤解して科学的根拠のあることをやっている団体なんだろうと思って入ってしまうのでしょう。
全体的にあいまいできちんと突っ込みづらいというのも問題です。おそらく熊森も細部まできちんと考えていないのでしょう。


これはおかしいよ熊森協会3 現代生態学って何?

2010-01-01 00:39:03 | 熊森
 あけましておめでとうございます。新年早々熊森批判で始まりました。正直、このシリーズだけで10に達しそうなくらい記事が出来上がりつつあります。その間はほかのことが書けませんが我慢してお付き合いください。今回は熊森の学問的裏付けについてです。
 熊森はその活動の学問的背景に“現代生態学”という学問を持っているようです。つまり熊森からすれば「私たちの活動は現代生態学によって裏付けられている」ということですね。しかし、この“現代生態学”というものが具体的に何なのかあまり明らかにされていません。熊森のHPを見ても“現代生態学“についての解説はないし、ここ数年の会報にもそういった特集なり何なりがありません。しょうがないのでここでは数少ない事例をもとに“現代生態学”がどのようなものか推測してゆきます。
>森を残し、全生物と共存しなければ、人間も生き残れない」という現代生態学が出した法則に基づき、広葉樹の植林、奥山の保全・復元や野生動物の保護など、様々な実践活動を全国展開させている。[i]

法則って多大な観察結果等に支えられているはずですが、熊森のHP内にそういった観察結果の報告ってありませんよ?

>自然界が動物と植物との絶妙のバランスにより成り立ち、安易に人間が手を入れるとそのバランスは崩れてしまうというのが現代生態学の出した結論であり、当会もそれに依拠しています。[ii]

その割にはドングリ運びについて検証なり反省した様子は見られませんね。というかそれなら外来生物が完全に定着する前に定着しかけた外来生物に対してなんらかの対策をしていいはずでは?いったんバランスが崩れたらあとは放っておけってことですか?でもそれだとドングリ運びとの整合性がとれませんよね。

>現代生態学が解明したように、元来、自然界での鳥獣の数は著しく増減を繰り返すもので、増えても減っても本来、人が問題にすべきものではありません[iii]

いったいいつ誰が解明したんですか(笑)だったら現代生態学の始祖の名前が熊森のHPにあってもよさそうなものですけどね。だいたいなんで“現代生態学“に依拠していますと言いながら“現代生態学”についての参考書の一つも紹介されないんですか。
これらから鑑みるに、“現代生態学”とやらは中途半端に保全生態学などの学問からつまみ食いをしてできたもののようです。部分的に保全生態学で言われることとかぶっているからです。次回はもう少し深く“現代生態学”とやらを掘り下げて検証します。




[i] http://www.na-rinri.org/ariritowatashi.html
[ii] http://www5.ocn.ne.jp/~unzen/seimei/inyuu.html
[iii] http://homepage2.nifty.com/kumamori/choujyuutokuso-tinjyousho.pdf


これはおかしいよ熊森協会2 節子それアイディアちゃうネタや

2009-12-31 12:52:50 | 熊森
 熊森批判シリーズ第2回をお送りします。以下は熊森がいかに林業について知らないか端的に示しています。

>「クマはぎを防ぐには、下のほうの枝打ちをしなかったらいいんですよ。こんな簡単な知恵も出さず、全国で林業家が、クマは林業に被害を与えるとして殺している。」元福井県庁の職員だった鋸谷さんにはアイディアがいっぱい。

しょっぱなから無知が飛び出してきてびっくりしました。枝打ちをしなかったら節ができて高値で売れる材木にならないでしょうが。いったいこの人はどこの部署に勤めていたんでしょう。森林関係でないのは確かです。少しでも林業をかじったことがあるならこんな解決策はでてこないですね。まさにアイディアいっぱい。まったく役に立たないものばかりですがw)
熊森さんそれアイディアちゃうネタや。

・・・・・・と、ここまでは12月中旬に仕上がっていました。しかし、当ブログと同じく熊森批判をしている泉ヶ岳さんの調べによると件の元職員は林業関係ではそれなりに有名らしく、山形県のHPでその間伐方法が紹介されています。その作業手順に上記の発言と矛盾する手順があります。

>⑦ 鋸谷式間伐では、「年輪が粗くなるのを防ぐ」ためにも、枝打ちを間伐と同シーズンにセットで実施してください。必須の作業となりますので、注意してください。枝打高は、原則として「枯れ枝」は全部打ち、「生き枝」は樹高の2分の1を目安に枝打をしますが、地上12mを上限とします。(特にヒノキは樹高の2分の1以上高く打つと木が枯れる恐れがあります。スギでも樹高の6割が限度です。)

熊森では下の枝打ちはしないと言い、山形県では枝打ちが必須と言っていますがいったいどちらが本音なのでしょう。熊森か山形県のどちらかが間違えているのか。熊森について言ってしまえば文脈を無視して恣意的に取り上げたという可能性もありますが。
 どうにも熊森にかかわる専門家というのはその経歴が胡散臭い人が多いです。たとえば昆虫と森林生態学を研究している主原憲司氏はサイニィでの検索結果は0、ツキノワグマ研究の第一人者と持ち上げられている宮澤正義氏は10年ほどまえの文献が一つあるのみ、曲がりなりにも研究者といえそうなのは四元忠博氏と門崎允昭氏くらいです。そのうちの一人門崎允昭氏にしても多分に不見識なのは前回指摘したとおりです。在野でも優秀な方はおられますが、それならどうしてあんな現実と乖離したアイディアが出てくるのかわかりません。どうにも熊森の顧問というのは張子の虎感が否めません。次回は彼らの学問的背景である現代生態学について取り上げたいです。

追記12/31
今年一年当ブログを見ていただきありがとうございました。このブログが1週間に2,3回という更新頻度で来れたのは皆様に見ていただいてもらえているというモチベーションがあったからです。来年も当ブログをよろしくお願いします。よいお年を。
追記2
ちなみにはてなではsalmoのid使ってます。どうぞお見知りおきを。

これはおかしいよ熊森協会1 てんでだめな熊森顧問

2009-12-29 12:54:45 | 熊森
 年末から年始にかけてやると言っていた熊森批判シリーズを始めたいと思います。今回は批判の比重を外来生物から獣害その他へ移していくつもりです。
では批判シリーズ第1回です。今回は熊森の顧問の一人である門崎允昭氏について批判していきます。

かつて北海道には生息してなかったアライグマについて考える<外来種(アライグマProcyon lotor)への対応について>の私の見解

>(Ⅰ)「北海道固有の自然を子々孫々に引き継ぐべき」
その主旨からも、外来種は野生化させない対応が必須。
(Ⅱ)野生動物は殺さない。個体の生命は一度限り故、自然死するまで、その存在を尊重する。
>(Ⅱ)の達成には、事前の手立てである前項①の厳守が必須。
そして、外来種でやむをえず野生化した哺乳類は、去勢・不妊術をし、放逐[ホウチク]する。

なぜに放逐しなければならないかが意味不明です。おそらくウリミバエからヒントを得ているのでしょうが、世代交代にかかる時間が長い生物においては交代する間に他の生物にかかる影響が無視できませんから実質使えません。過去にブラックバスでそういった話がありましたが、上記の理由で不可となりました(世代交代を待つ間にも在来生物が食われるから)。この時点でどの外来生物による被害の何が問題であるかきちんと把握しているかどうか疑わしいです。続いてあと出しじゃんけんなら幾らでも言えることについて。

>恵庭市役所の話では(門崎が聞く)、「恵庭市盤尻で、1979年から、アライグマが野生化し始めた」と言う。この時点で、捕獲を始め、全道的な対応を始めていれば、全道的な野生化は防げたはずである。
(中略)
局今日の全道的な本種の野生化の状況を招いた原因は、”対応が遅すぎた”と言うことである。
これは、対策会議のメンバーとなった研究者の無知な対応に第1の責任があると、私は言いたい。

はっきり言いましょう。被害の全貌も定かではなくましてや外来生物問題が広く認知される以前の状態でどうやって対策に移るべきと行政や市民を説得できるのですか?まだ予防原則という言葉すら広まっていなかった時代にどうすれば予算や人員を確保できたのでしょう。アライグマは侵入の初期段階での防除に失敗しました。だからこそ第2、第3のアライグマを生み出さないために予防原則や外来生物問題を周知させていった現場の方々の努力があり、そのおかげで今は過去よりはましな対策がとれるようになってきたんですよ。あのときこうすればよかったなんて小学生でも言えることをわざわざ言って何になるのでしょう。逆に質問しますがあなたはこの時なんらかの行動を起こしていたのですか?たとえばアライグマの個体数調査をしたり、農業被害の調査をし、論文にして発表したということです。ただ、結論から言うとこのとき門崎允昭氏はアライグマについてほとんど何もしていなかったようです。サイニィで「門崎允昭 アライグマ」で検索しても論文がヒットしませんでした。

あなた程度の人間がよく研究職につけましたね。


詐称はよくないでしょ熊森さん(追記あり)

2009-12-27 13:02:30 | 熊森
 ついに熊森エントリが池田清彦と同数になってしまった・・・・・・。まさかここまで熊森に関わろうとは思いもしませんでした。年明けには30超えますねこりゃ。ぼちぼち批判シリーズも開始していこうと思います。

今回は熊森が栃木県に支部を作ったことに関する話です。

8月5日(水)祝 栃木県支部結成!
          支部長 真下広征 (宇都宮大学教授)
          連絡先:事務局 斉藤(宇都宮)028-623-9550

おいおい宇都宮大学の教授まで取り込まれたのかよと思い、件の教授について調べるために宇都宮大学のHPで検索しました。その結果がこれ↓

真下広征 に一致する情報は見つかりませんでした。

!Σ( ̄□ ̄;)うそでしょ・・・・・・。存在しないはずの人間がどうして支部長になってるんですか?別の大学の教授かとも思いグクッて見ましたが引っかかったのは熊森関連の2件だけ。教授として活躍している人ならこんなことはありえませんよね。立派な詐称行為ですよこれは。熊森にはウソをついてはいけないという最低限度の倫理感すらないのですか?

追記12/27
TM氏の指摘によりどうやら熊森が支部長の名前の漢字を間違えた可能性が出てきました。正しくは広征ではなく弘征のようです。これにより熊森をうそつき呼ばわりしたことは撤回します。

DAMEDAこりゃ

2009-12-26 00:02:20 | 熊森
 熊森が外来生物法にもの申したみたいです。

「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」改正すべき点
日本熊森協会の素案(2009.12.3)

・・・・・・ダメだこりゃ。いろいろあとから突っ込むけど今回は一つだけ。

>外来生物問題とは、外来生物が在来生態系に与える影響についての問題が本来的なものであり、農林水産業被害は、外来生物の捕殺を正当化する道具とされているにすぎない。

おいおい、ウリミバエやシルバーリーフコナジラミのような外来生物は無視ですか?農業被害が問題になるのは何もアライグマだけじゃないんですよ。とくにウリミバエが根絶されるまで農作物の出荷ができなかった沖縄のことはどう考えてるんですか?
先日、司法試験に合格したとかいう人もこれには当然関わっているんですよね。法律の話ですから。それでこのレベルというのは呆れますね。もっと下調べをしてもの申してください。前にリングに上がれと言ったけどそれ以前だ。まず基礎体力つけてこい。


どなたか翻訳機を持っていらっしゃいませんか?

2009-12-22 22:40:04 | 熊森
 今月10日に兵庫県で罠にかかった熊の放獣作業中にクマが暴れだし県の職員が重傷を負ったそうです。それを聞いた熊森が聞き込みをしてまとめ(リンク先はweb魚拓です)を書きました。
現場主義なら現場に行けという突っ込みはもはや野暮です。

>イノシシ捕獲用のくくりわなに間違ってかかるクマがあとを絶たないとのことだ。環境省は、クマ生息地でのくくりわなの禁止を求める私たちに、くくりわなの直径を12センチ以下にすることで解決できるといった。しかし、実際は、絶滅寸前のクマがどんどんかかっている。 
 →やはり、私たちが主張するように、クマ生息地でのくくりワナを禁止するしか、クマの絶滅は止められない。再度、環境省に申し出たい。

それはイノシシの被害に目をつぶれと言っているようなものですけど。本当は被害者なんてどうでもいいんでしょ?

そして今回のメインはこれ。

>今回の場合、クマの腕ではなく、手のひらにくくりわなのワイヤーがかかっていたということだから、直径12センチ以下は守られていたのかもしれないが、直径が15センチぐらいだったかもしれない

12cm以下で15cmぐらいって物理現象としてありえませんがな。好意的に解釈すれば仕掛けた当初は12cm以下だったが、なんらかの拍子にそれ以上になってしまったと言いたいのでしょうか?文章が小学生の作文レベルだよ(いや、小学生でもめったにやらないか)。この一文だけでも彼らが情報を整理できないということがはっきりとわかります。情報が整理できて他者に伝える文章を書けるならこんな矛盾する記述をするはずがないですからね。

とりあえず兵庫をホームにしているなら「動物たちの反乱」くらいは目を通しレビューを書くべきでしょう。

シャレにならんな……

2009-12-18 23:04:05 | 熊森
 熊森について10日ほど前にこんな記事が書かれたようです。記者の見識の低さが露わになっていて面白いと言えば面白いのですが記事を読むうちにそうも言っていられなくないました。

たとえ一人になっても熊と森の命を守りたい 日本熊森協会の軌跡

>2008年4月13日第11回総会で、北海道から鹿児島まで218名の会員が、本部のある兵庫県尼崎市の記念大会会場に集まった。この間、19県に支部が作られて活動が展開された。そこで、会員が1万名を達成したことが報告された。 そして、2009年6月発行の会誌「くまもり通信60号」では、会員が23,000名に達したと報告されている。わずか1年の間に会員は倍加した。

さらにこの後に

>12年前、国策にも遠慮なく意見を述べる完全民間の100万人規模の大実践自然保護団体を作ろうと、何度も絶体絶命になるたびに奇跡が起こり、いまや2万人の会員を要する団体になった。

数で意見を押し通そうという気が満々ですね。それにしても1年で会員がほぼ倍というのはシャレになりません。このまま会員数が増えて来年のCOP10に熊森がしゃしゃり出てくるのは関係者に無駄なリソースを使わせてしまうという点で非常に厄介です。こちらも年末年始に予定している熊森批判シリーズの記事を急ピッチで仕上げていきます。しばらくお待ちを。

言葉に責任を持て

2009-09-30 22:08:14 | 熊森
 先日、乗鞍岳でクマが人に襲いかかり9人が重軽傷を負う事件がありました。これに対して熊森が顧問の見解とやらを自分のHPで披露していました。内容はいつものごとく無茶なことを現場に要求しながらも、自ら情報収集はしないというため息が出るような代物です。この事件に関してはクマ対策で有名な米田一彦氏が現場に赴き現場検証をしました。その結果どうも熊森が想定していたのとは事情が異なるようで、熊森が批判していた人物はどうやらクマにかまれた人を助けようとしていたんだということもわかりました。
 そして今日、熊森のHPを見てみたら、なんときれいさっぱり熊森の今回の事件に対する見解が消えていました。web魚拓をとっていなかったことを悔みます。まったく呆れましたよ。偉そうなことを言っておきながら旗色が悪くなると消して、何事も無かったかのようにふるまうとは。お前らはどこのクソガキかと。自然云々以前の問題として社会に向けて発言する組織としてどうなのよ。これで自分たちの主張が社会に受け入れられないって言うけど盗人猛々しいという言葉は御存じですか?もしかして恥という概念を知らない?それならこの自分勝手で恥知らずな言動も納得がいきます。普通にwebで議論とかをしていたらとてもじゃないけどできませんけどね(そんなことをやったとたんに論者としての信用ががた落ちする)。
言論に責任が持てないやつがwebや実社会で発言する権利はね~よ。

追記
「乗鞍岳 熊 熊森」でググるとまだ当該記事にたどり着きますので、それのweb魚拓を貼っておきます。

追記10/7
どうも熊森のHPに件の記事が復活したようです。そちらへのリンクも貼っておきます。