年末から年始にかけてやると言っていた熊森批判シリーズを始めたいと思います。今回は批判の比重を外来生物から獣害その他へ移していくつもりです。
では批判シリーズ第1回です。今回は熊森の顧問の一人である門崎允昭氏について批判していきます。
かつて北海道には生息してなかったアライグマについて考える<外来種(アライグマProcyon lotor)への対応について>の私の見解
>(Ⅰ)「北海道固有の自然を子々孫々に引き継ぐべき」
その主旨からも、外来種は野生化させない対応が必須。
(Ⅱ)野生動物は殺さない。個体の生命は一度限り故、自然死するまで、その存在を尊重する。
>(Ⅱ)の達成には、事前の手立てである前項①の厳守が必須。
そして、外来種でやむをえず野生化した哺乳類は、去勢・不妊術をし、放逐[ホウチク]する。
なぜに放逐しなければならないかが意味不明です。おそらくウリミバエからヒントを得ているのでしょうが、世代交代にかかる時間が長い生物においては交代する間に他の生物にかかる影響が無視できませんから実質使えません。過去にブラックバスでそういった話がありましたが、上記の理由で不可となりました(世代交代を待つ間にも在来生物が食われるから)。この時点でどの外来生物による被害の何が問題であるかきちんと把握しているかどうか疑わしいです。続いてあと出しじゃんけんなら幾らでも言えることについて。
>恵庭市役所の話では(門崎が聞く)、「恵庭市盤尻で、1979年から、アライグマが野生化し始めた」と言う。この時点で、捕獲を始め、全道的な対応を始めていれば、全道的な野生化は防げたはずである。
(中略)
局今日の全道的な本種の野生化の状況を招いた原因は、”対応が遅すぎた”と言うことである。
これは、対策会議のメンバーとなった研究者の無知な対応に第1の責任があると、私は言いたい。
はっきり言いましょう。被害の全貌も定かではなくましてや外来生物問題が広く認知される以前の状態でどうやって対策に移るべきと行政や市民を説得できるのですか?まだ予防原則という言葉すら広まっていなかった時代にどうすれば予算や人員を確保できたのでしょう。アライグマは侵入の初期段階での防除に失敗しました。だからこそ第2、第3のアライグマを生み出さないために予防原則や外来生物問題を周知させていった現場の方々の努力があり、そのおかげで今は過去よりはましな対策がとれるようになってきたんですよ。あのときこうすればよかったなんて小学生でも言えることをわざわざ言って何になるのでしょう。逆に質問しますがあなたはこの時なんらかの行動を起こしていたのですか?たとえばアライグマの個体数調査をしたり、農業被害の調査をし、論文にして発表したということです。ただ、結論から言うとこのとき門崎允昭氏はアライグマについてほとんど何もしていなかったようです。サイニィで「門崎允昭 アライグマ」で検索しても論文がヒットしませんでした。
あなた程度の人間がよく研究職につけましたね。
では批判シリーズ第1回です。今回は熊森の顧問の一人である門崎允昭氏について批判していきます。
かつて北海道には生息してなかったアライグマについて考える<外来種(アライグマProcyon lotor)への対応について>の私の見解
>(Ⅰ)「北海道固有の自然を子々孫々に引き継ぐべき」
その主旨からも、外来種は野生化させない対応が必須。
(Ⅱ)野生動物は殺さない。個体の生命は一度限り故、自然死するまで、その存在を尊重する。
>(Ⅱ)の達成には、事前の手立てである前項①の厳守が必須。
そして、外来種でやむをえず野生化した哺乳類は、去勢・不妊術をし、放逐[ホウチク]する。
なぜに放逐しなければならないかが意味不明です。おそらくウリミバエからヒントを得ているのでしょうが、世代交代にかかる時間が長い生物においては交代する間に他の生物にかかる影響が無視できませんから実質使えません。過去にブラックバスでそういった話がありましたが、上記の理由で不可となりました(世代交代を待つ間にも在来生物が食われるから)。この時点でどの外来生物による被害の何が問題であるかきちんと把握しているかどうか疑わしいです。続いてあと出しじゃんけんなら幾らでも言えることについて。
>恵庭市役所の話では(門崎が聞く)、「恵庭市盤尻で、1979年から、アライグマが野生化し始めた」と言う。この時点で、捕獲を始め、全道的な対応を始めていれば、全道的な野生化は防げたはずである。
(中略)
局今日の全道的な本種の野生化の状況を招いた原因は、”対応が遅すぎた”と言うことである。
これは、対策会議のメンバーとなった研究者の無知な対応に第1の責任があると、私は言いたい。
はっきり言いましょう。被害の全貌も定かではなくましてや外来生物問題が広く認知される以前の状態でどうやって対策に移るべきと行政や市民を説得できるのですか?まだ予防原則という言葉すら広まっていなかった時代にどうすれば予算や人員を確保できたのでしょう。アライグマは侵入の初期段階での防除に失敗しました。だからこそ第2、第3のアライグマを生み出さないために予防原則や外来生物問題を周知させていった現場の方々の努力があり、そのおかげで今は過去よりはましな対策がとれるようになってきたんですよ。あのときこうすればよかったなんて小学生でも言えることをわざわざ言って何になるのでしょう。逆に質問しますがあなたはこの時なんらかの行動を起こしていたのですか?たとえばアライグマの個体数調査をしたり、農業被害の調査をし、論文にして発表したということです。ただ、結論から言うとこのとき門崎允昭氏はアライグマについてほとんど何もしていなかったようです。サイニィで「門崎允昭 アライグマ」で検索しても論文がヒットしませんでした。
あなた程度の人間がよく研究職につけましたね。
まあ、あの日本熊森協会の顧問なんぞにおさまっているのですから、研究者そのものとしての技量はわかりませんが、その根底にある姿勢とか思想はかなり偏ったトンデモさんというのは間違いないところですが、やっぱり(笑)。
今回この人を紹介してくださったおかげで、この人の「熊が人を襲う原因と対策」という記事を初めて見つけたのですが、いやあ…馬鹿じゃなかろうか?と唖然としました。
結構高齢な方のようですので、ちょっとハイってしまったのかもしれません。
年寄りでいますよね。「わしがもっと若ければこうする」とか、「わしだったら、こうしたのに」と、できもしない・しもしなかったことを、手柄顔のように自慢というか権威ヅラする役立たず。
なんだかそんな年寄りを思い浮かべました。この人がどんな人か知りませんけれど。
ヒグマと同様にツキノワが人を食べるために襲ったなんて聞いたことがないですね。大丈夫なんでしょうか?(いまさら聞くまでもないけど)
先日、こんなブログを見つけました。
http://djginkishu.ikora.tv/e330910.html
>外来種は害獣になった。アライグマと狸は増えるinドイツ
>ドイツ狩猟保護連盟は 外来肉食獣が土着の動物を
危険にさらしていると警告している。
>ドイツで上記の2種はこの10年で9倍になった。
以前、熊森では、ドイツの例を引き合いに出して外来種駆除に反対していました。
>ドイツでは、50年以上たった外来種は、在来種になる法律があるそうです。それが適用されれば日本のアライグマはあと4年で在来種です。ドイツのアライグマは、70年経っているそうで、外来種駆除などせず、全て自然のままに任せていて、今後もしないそうですが、在来生態系が壊滅しているということはありません。
これは、とある熊森シンパのブログからの貼りつけですが、これとほぼ同じ主張をしていました。現在の熊森のサイトには、こういう記述はありませんが、恐らく、方針自体は変わってないと思われます。
しかし、上記のブログと熊森の主張は、かなり食い違ってます。
私にはよく分かりませんが、熊森というところは、そんなに大変なところなんですか。
しかしまあ、これだけ批判される、ということは、別の見方をしますと、それだけ熱心に活動している団体なんだ、ということなのでしょうか。
口先ばかりの団体が多い中、熊森というところがもし行動で示している、その結果として批判されるのなら、それも素晴らしいのかな、なあんて思いましたが・・・・そんなんじゃないようですねえ・・・・深刻な雰囲気が漂うブログでしたので、一言申し上げました。
いずれにせよ、日本のためになるのなら、皆さんがんばってほしいです。
>別の見方をしますと、それだけ熱心に活動している団体なんだ、ということなのでしょうか。
熱心ではあるんでしょうけどそのベクトルがおかしな方に向いているんですね。行政にクレームを送るように煽動するくらいなら口先だけで文字通り何もしない方がまだましではあるのですが。