フランス紀行の最後に、購入した家をご紹介します。
結局最後に見た地域の3つの物件のうちの1つに決めた。わたし自身は最初フランスに住むことにはからあまり情熱を持っていなかったので、夫の決断である。
ボルドー市内から内陸へ100キロほど入ったところで、大西洋岸へは車で1時間半ほどである。この地方は、昔からイギリス人に愛されてきたドルドーニュの南部にあたる。この家は袋小路の奥に位置した3軒のうちの1軒で、もう1軒にはイギリス人夫婦が住んでいるようである。たまたま彼らを訪れていた友人もこの家に興味を持ち、わたしたちのすぐ後に内見をしたようだが、不動産屋のファブリスが、わたしたちのほうが先につばをつけたのだからということで、わたしたちを優先させた。われわれがここに引っ越してきたら、この新しい隣人はあまりいい印象をわたしたちに持たないのではないかと、ちょっと心配だ。
フランスというのは意外に遅れている国だと思ったことが2つ。まず、都市ではどうなのか知らないが、下水道が完備していなくて、見た家全部が汲み取り式であった。実家のある東京西部でも下水道本管に繋がったのは、ほんの6~7年くらい前だったようだから、わたしはあまりショックを受けなかったが、イギリスで下水道が完備していないというのは、田舎でもめったにないと思う。が、わたしが驚いたのは、汚水処理をするのは2年に一度とか4年に一度と不動産屋たちが言っていたことである。実家では、確か3ヶ月にいっぺんとかもっと頻繁に汲み取り屋さんが来ていたような気がする。フランスでは、よっぽどタンクが大きいのか。あるいはちゃんとしたタンクではなくて、ただ地中に埋められているだけなのか?いずれにせよ、道理で庭が大きいわけである。
仕事の関係でブロードバンドは必須なのだが、フランスではごく最近ブロードバンドが普及し始めてきたということだ。ペドロランドでは、電話が入るのに18ヶ月かかったが、電話線開通のあかつき(2002年)にはすでにブロードバンドは可能だった。フランスはスペインよりもブロードバンドでは遅れているというのは意外であった。
先日売買同意書にサインをしたばかりで、すべての購入手続きが終わるのは来年の1月末の予定である。この売買同意書だが、まるで履歴書のよう。「売り手のXXXは、何年何月何日にどこどこで生まれ、何年何月何日にどこどこで誰それと結婚した」というように、売り手と買い手の略歴で始まる。家を売り買いするだけで、見合いではないっていうのに。この売買同意書にサインをしてから、7日間がクーリングオフ期間で、この期間にキャンセルがなければ正式な手続きが始まり、それ以降のキャンセルの場合には、買い手の払った手付金は払い戻しができないことになる。イギリス(イングランド)の場合は、契約交換の直前まで、いつでも売り手が気を変えることができるので、買い手はなかなか気の休む暇がない。
イギリスとフランスでも不動産売買の手続きはいろいろと異なる。住宅ローンの条件として、生命保険に入らなくてはならないのはフランスでもイギリスでも同じなのだが、この生命保険申し込みに際しての質問がなかなか変わっている。
イギリスでは必ず喫煙者かどうか聞かれ、喫煙者の場合には保険金がかなり高くなるのだが、その質問がフランスではない。その代わりに、視力矯正用のレンズ(眼鏡あるいはコンタクト)を使用しているかどうかを聞かれる。面倒くさかったのでNOにしてしまったが、これがYESということになると、左右の裸眼の視力と矯正後の視力を記入しないといけない。視力がどう生命保険と関係しているのかよくわからないのだが。
当面はスペインの家はそのままにして、3拠点体制で暮らしていく予定。が、もしそれがあまりにも不便だったり(なんか落ち着かなさそう)、経費がかかりすぎるようだったら、フランスかスペインの家を売るか、賃貸に出すかもしれない。来年はとりあえず、お試し期間ということになりそう。
結局最後に見た地域の3つの物件のうちの1つに決めた。わたし自身は最初フランスに住むことにはからあまり情熱を持っていなかったので、夫の決断である。
ボルドー市内から内陸へ100キロほど入ったところで、大西洋岸へは車で1時間半ほどである。この地方は、昔からイギリス人に愛されてきたドルドーニュの南部にあたる。この家は袋小路の奥に位置した3軒のうちの1軒で、もう1軒にはイギリス人夫婦が住んでいるようである。たまたま彼らを訪れていた友人もこの家に興味を持ち、わたしたちのすぐ後に内見をしたようだが、不動産屋のファブリスが、わたしたちのほうが先につばをつけたのだからということで、わたしたちを優先させた。われわれがここに引っ越してきたら、この新しい隣人はあまりいい印象をわたしたちに持たないのではないかと、ちょっと心配だ。
フランスというのは意外に遅れている国だと思ったことが2つ。まず、都市ではどうなのか知らないが、下水道が完備していなくて、見た家全部が汲み取り式であった。実家のある東京西部でも下水道本管に繋がったのは、ほんの6~7年くらい前だったようだから、わたしはあまりショックを受けなかったが、イギリスで下水道が完備していないというのは、田舎でもめったにないと思う。が、わたしが驚いたのは、汚水処理をするのは2年に一度とか4年に一度と不動産屋たちが言っていたことである。実家では、確か3ヶ月にいっぺんとかもっと頻繁に汲み取り屋さんが来ていたような気がする。フランスでは、よっぽどタンクが大きいのか。あるいはちゃんとしたタンクではなくて、ただ地中に埋められているだけなのか?いずれにせよ、道理で庭が大きいわけである。
仕事の関係でブロードバンドは必須なのだが、フランスではごく最近ブロードバンドが普及し始めてきたということだ。ペドロランドでは、電話が入るのに18ヶ月かかったが、電話線開通のあかつき(2002年)にはすでにブロードバンドは可能だった。フランスはスペインよりもブロードバンドでは遅れているというのは意外であった。
先日売買同意書にサインをしたばかりで、すべての購入手続きが終わるのは来年の1月末の予定である。この売買同意書だが、まるで履歴書のよう。「売り手のXXXは、何年何月何日にどこどこで生まれ、何年何月何日にどこどこで誰それと結婚した」というように、売り手と買い手の略歴で始まる。家を売り買いするだけで、見合いではないっていうのに。この売買同意書にサインをしてから、7日間がクーリングオフ期間で、この期間にキャンセルがなければ正式な手続きが始まり、それ以降のキャンセルの場合には、買い手の払った手付金は払い戻しができないことになる。イギリス(イングランド)の場合は、契約交換の直前まで、いつでも売り手が気を変えることができるので、買い手はなかなか気の休む暇がない。
イギリスとフランスでも不動産売買の手続きはいろいろと異なる。住宅ローンの条件として、生命保険に入らなくてはならないのはフランスでもイギリスでも同じなのだが、この生命保険申し込みに際しての質問がなかなか変わっている。
イギリスでは必ず喫煙者かどうか聞かれ、喫煙者の場合には保険金がかなり高くなるのだが、その質問がフランスではない。その代わりに、視力矯正用のレンズ(眼鏡あるいはコンタクト)を使用しているかどうかを聞かれる。面倒くさかったのでNOにしてしまったが、これがYESということになると、左右の裸眼の視力と矯正後の視力を記入しないといけない。視力がどう生命保険と関係しているのかよくわからないのだが。
当面はスペインの家はそのままにして、3拠点体制で暮らしていく予定。が、もしそれがあまりにも不便だったり(なんか落ち着かなさそう)、経費がかかりすぎるようだったら、フランスかスペインの家を売るか、賃貸に出すかもしれない。来年はとりあえず、お試し期間ということになりそう。
寝室3つ+プール物件希望だけど、それとは違うかしら(笑)。おうちが3つって言う方が寝室3つよりはなんぼかすごいけれど!!
ボルドーのそばというのもすばらしい。
投げ捨てていたフランス語会話の本を拾い上げました・・・
これは、玄関が裏にある不思議な家のほうです。車2台が収容できるダブルガレージにひかれたうちのだんなの趣味です。
ボルドーとベルジュラックの間で、どちらかというとベルジュラック寄り。というわけで、そこら中で地ワインを売っています。
ぜひ遊びに来てね。ロンドンから格安航空会社でベルジュラックへというのもあるし、パリからTGVでボルドーへというのもよさそう。
ああ、でもスペインって言うのもなかなか行くチャンスと動機がむずかしいから、みちえさんのお家があるうちにぜひ行きたい。
うーん、宝くじ当たるように祈ってください。
まずは、こちらでデビューのshokoです。
くっ、汲み取り!?視力検査!?大変そうなのにごめん...、ちょっと笑ってしまいました。
横浜を離れたことのない私なので、みちえさんとダンナさまの住みっぷりを楽しんでいます。
横浜だとやっぱり汲み取り式は考えられないのでしょうね。わたしは汲み取り式で育ちましたので、そんなにショックは受けませんでしたが、まさかフランスで再会するとは。
これからもよろしくお願いします。