
フランスのこの辺りでよく見かけるのが、このインディアン・ビーン・ツリー(写真は我が家のもの)。今、あちこちで花が満開から終わりかけているところである。イギリスでは、セント・ポール寺院の横の公園に植わっているのを見たことがある。そのときに木についていた札を見て、この名前を覚えていた。インドが原産地なのかと思ったら、アメリカ原住民にちなんでつけられた名前なのだそうだ。アメリカから東アジア(中国)にかけて、温暖な地域が原産地となっているそうである。イギリスでは、バースやロンドンなど南部でしか見られないとのこと(なぜ、「バース」なのか不思議に思ったが、アメリカのサイトだったから、観光客になじみの深い地ということのなのかもしれない)。
秋には長い豆の鞘のようなものが、木から吊り下がる。そこで、この名前がついたようだが、この鞘のようなものは木のようにかちかちに堅い。食べられないそうで、夫いわく「フランス人が食用にならない木を植えるなんて信じられない」。うちには、大きな桜の木が3本あり、それぞれ異なった種類のサクランボを付ける。今、そのサクランボが熟れてきて、毎日摘んでは食べている。イチジクの実もふくらみ始めた。見たことのない堅い実をつけた果物の木もある。6本ほどブドウの木もあったのだが、芝生を刈るのに邪魔になると夫が抜いて捨ててしまった。まあ、6本程度ではワインも造れないし。でも、もしうちでワインを造ったら、やっぱりベルジュラック・ワインになるのかしら。