貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

桜井市: 吉野山金峯神社 ①道長と義経そして・・・!

2024-07-13 10:19:35 | 日記
令和6年7月13日(土)
桜井市:  吉野山金峯神社 ①         
  5時過ぎ、
バッテリーの消失を知らせる
ブザーで目覚める。
 7時、ローソンで朝食。
 海藻サラダが搬入された
ばかりで購入。
 おにぎりと一緒。
 やはり生野菜は美味しい。 
 吉野山の駐車場に入る。
 近くの山の中腹のお店の方が、
店前を清掃しておられたので、
駐車は可能か、
 そして、
目的地は西行庵ということを
伝えると、
車で上れるということと
金峯神社の所までの地図を
書いてくださる。
 有り難き!  
 狭い道を上がっていく。
 8時15分に、
金峯神社の下に到着。
<金峰神社駐車場>

 霧に山全体包まれ、
神秘さも増す。

 吉野山入口に、
「みどりと歴史のビューポイント」
というタイトルの解説板がある。
  登り口から金峯神社へ。  
 
 吉野山最奥の青根ヶ峰のそばにあり、
吉野山の地主神を祀る。
 式内社(名神大)で、旧社格は郷社。
 境内はユネスコの世界遺産
『紀伊山地の霊場と参詣道』
平成16(2004)年7月
登録の構成資産の一部。
 創建の経緯などは不明。
<吉野山の説明>

 『栄花物語』には、
 藤原道長が詣でたことが記されている。
<道長が詣でた金峰神社>

 明治以前の神仏習合時代には
「金(こん)精(しよう)明神)」と呼ばれ、
本地仏は阿閦如来、釈迦如来、
大日如来(金剛界)。
 金精の名は金峯山は黄金を蔵する
山という信仰があったことが
背景にある。
 義経隠れ塔は、
神社脇の小径を下った場所に建つ
宝形造・檜皮葺きの簡素な塔である。
<義経の隠れ塔>

追っ手に囲まれた源義経が
屋根を蹴破って逃げたといわれ、
「蹴抜(けのけ)の塔」
とも呼ばれる。 
 現在のものは大正初年に
再建されたもの。
 その近くに、
芭蕉の句碑がある。 
~つづく。



桜井市:崇 蓮 寺 巡り会いは?

2024-07-12 10:28:26 | 日記
令和6年7月12日(金)
  桜井市:崇 蓮 寺            
  長谷寺温泉にあるお寺。

 芭蕉の句碑は見当たらず。     
「目を開かせる一つの言葉に
 めぐりあおう」
という掲示板の言葉があったが、                     甲斐なき言葉になる?

 長谷寺温泉井谷屋で入湯する。
 ひとりだったので、
ゆっくり体をほぐすことができた。
 すっきり!すっきり!!
 入浴料は600円。
 15時30分。
 吉野の吉野路大淀センターという
道の駅まで足をのばす。
 そこで、
夕食と睡眠をとる。
 今日も充実した一日となる。
 合掌!



宇陀市室生寺②芭蕉句碑の代わり?石仏群に和む!

2024-07-11 09:10:42 | 日記
令和6年7月11日(木)
宇陀市室生寺②
 門前の老舗橋本屋の女将さん
の粋のよさ、感じのよさに誘われ、
シメジご飯、とろろ汁付きを
昼食とする。
<橋本屋>

 境内には、
「梅が香に  
  のって日の出る
    山路かな」
 
の句碑があるそうだが、
見付けられず。
 石仏が12体ほどあり。

 一体一体ずつ拝顔。 
 写真にも収める。

 一体一体微笑む笑顔で、
情感たっぷり!

 個性溢れた石仏。
 心身とも心和やかになっていく
自分を見つける。

 青森の友人が仏像を彫っている
という。
 一度拝顔したいと
お強請りするかな?
 芭蕉の句碑はとうとう
見つからず。

 悔いは残るが、
やはり参拝してよかったお寺の
一つとなる。



宇陀市: 室 生 寺 ①女人高野、石楠花寺とも!

2024-07-10 14:41:47 | 日記
令和6年7月10日(水)
宇陀市:  室 生 寺   ①         
 小雨降りしきる中、
室生寺に到着。
 奈良県宇陀市にある。
 三重県との県境だ。
 女人禁制の高野山と違い、
女性の参詣が認められていた
ことから
「女人高野」とも呼ばれている。
<山門>

 また、
石楠花寺ともいわれている。

 石楠花は自宅で4月に楽し
んだので花の時期は…?
と諦めていた。
<仁王門>

 室生寺の山号は、
宀一山(べんいちさん)と号する。
 山号の「宀一」は
「室」のうかんむりと
「生」の最後の一画だという。


 開基(創立者)は賢憬(賢璟)、
本尊は釈迦如来である。
 平安時代前期の建築や仏像を伝える。 
 一度参拝したかったお寺の一つ。
 仏塔古寺十八尊第十八番。
 金堂、本堂、五重塔、奥の院と
ゆったり回歩する。 
 周囲には、石楠花の花木が目立つ。
ゴールデンウィーク前なら
華やいだであろうに。
 奥の院の階段は険し。
 五重塔を下ってくると、
階段の左下に数十本とある
石楠花の中で、一本だけ、
 しかもピンクの石楠花が
咲き誇っている。

 霧雨にぴったし。
 遅咲きの石楠花に
しばらく心奪われる。

~つづく。
                                   

名張市: 長 慶 寺 芭蕉百年忌句碑密やかに!

2024-07-09 10:27:19 | 日記
令和6年7月9日(火)
名張市:  長 慶 寺            
 高台にあるひっそりとした中に
佇むお寺である。
<山門>

 いぼとり地蔵で有名。
 手入れもほどほどの感。
 小雨降りしきる中で
石楠花が健気に咲いている。
 狭き通路の処に
芭蕉の石の形は、
苦碑のようでもある。
 芭蕉100年忌記念の句碑。
<芭蕉句碑>

 芭蕉の句は、
「香ににほえ 
  うにほる岡の 
     梅の花」
 泊舩集「有磯海」には、
「伊陽山家にうにといふもの有り。
 つちのそこよりほり出で薪とす。
 石にもあらず木にもあらず。
 黒色にしてあしき香あり。
 そのかみ、高梨やゝこれを
 かゝなへて曰、
 本草に石炭と云物侍る。
 いかに云傳へてこのくにゝのみ
 燒はしけん。
  いと珍し」
と後記している。
 「伊陽」は、伊賀のこと。
  「うに」は石炭のこと。
 句意は、
「悪臭を放ち、あらけなく
 掘り返して殺風景な、
 うにほる岡辺の梅よ。
 一きわ香ばしく香に匂えよ。」