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貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

東白河郡: 芳 松 寺 八九間の空から滴る雫を!芭蕉句碑

2024-11-15 13:49:16 | 日記
令和6年11月15日(金)
東白河郡: 芳 松 寺         
 案内と符合はしていたが、
山門が引っ込み、通りも狭い。
<山門>

 車を一時停車する場所もなく、
ぐるぐるその周りを
めぐること4・5回。  
 郵便局の駐車場に一時止め、
歩いて探し、
やっとの思いで、
狭い山門を見つける。 
 車を取りに戻り、
やっと参拝。
<本殿>

 芭蕉の句碑は、
自然石に彫られている。 
<梅の木の下に芭蕉句碑>
 
    
 芭蕉の句は、     
「八九間 
  空で雨降る
     柳かな」
 
 珍しい句だ。   
 八九間は、
柳の高さ、広がりをいう。       
 陶淵明の句から出たことば。
 八九間の空から
柳の糸をつたって滴る雫を、
空で雨降ると言ったらしい。


芦野の里遊行柳③わんも西行も芭蕉も・・・!

2024-11-14 10:14:17 | 日記
令和6年11月14日(木)
芦野の里遊行柳③
<芭蕉句碑>

 芭蕉の句は、                    
 「田一枚 
  植えて立ち去る 
     柳かな」  
※ 有名な柳の陰で
西行法師を偲んでいると、
いつ の間にか時間が過ぎ、
気がつくと人々は田を一枚   
植え終え立ち去ってしまった。

 私も名残惜しいが、
この辺で立ち去ることに
しようか。
 西行法師の歌は、
「みちのべに 
  清水流るる 
    柳かげ 
  しばしとてこそ 
   立ちとまりつれ」 
※ 旅に疲れて、
道の脇の清水が流れている
柳の木の下でしばらく休もう
と思って立ち止まったのだが
・・・。



芦野の里遊行柳②遊行上人の話と遊行柳に惚れ込む!

2024-11-13 13:47:23 | 日記
令和6年11月13日(水)
芦野の里遊行柳②
<灯籠と柳と句碑>

 「遊行柳」は観世信光作の能の一つ。            
 遊行上人(ワキ)が
従僧たち(ワキツレ)を伴って
白河関にやって来た時の話。
<遊行柳と石灯籠>

「一人の老人(前シテ)が現れ、
昔の遊行上人が通った
古道を教え、
そこに生えている名木「朽木柳」
に案内する。
 老人は、昔、西行が
この柳のもとに立ち寄って
歌を詠んだ故事を教えると、
その柳の蔭に姿を
消してしまうのだった。
<繁る遊行柳>
 夜、一行が念仏を唱えていると、
老柳の精(後シテ)が現れ、
上人の念仏に感謝の意を述べる。
 老柳は、
華やかなりし昔を恋い慕って
柳にまつわる様々な故事を語り、
弱々と舞を舞っていたが、
夜明けとともに、
上人に暇乞いをして消えてゆく。

 後には朽木の柳だけが、
そこには残っているのだった。」 
  
 
           
 いろいろな方角から
「遊行柳」を眺め、
このひとときを楽しむ。
~つづく。

那須郡: 芦野の里:遊行柳① 早苗の時季に満喫を!

2024-11-12 14:54:24 | 日記
令和6年11月12日(火)
那須郡: 芦野の里:遊行柳 
<芦野の里の案内図>
    
 今回は、
芦野の里にも着目し、
遊行柳を
いろいろな角度から
楽しむことにする。

<芭蕉の栽培>

「関東ふれあいの道
田園風景百選」の一つ。  

 「遊行」という語句に、
魅了されたのはいつ頃からか。  
 やはり二十歳頃かもしれない。  
 今は思い切り遊行を楽しめる
隠居の身。
 しかし、
学生時代が一番それに相応しい
生活をしているのかな? 
<柳の大木も青々と>
              
 「遊行柳」
は観世信光作の能の一つ。
<田園風景のマッチ>
   
~つづく。 


境の明神と玉津島神社③思楽と大江丸の句碑と二所の関址碑!

2024-11-11 14:27:18 | 日記
令和6年11月11日(月)
境の明神と玉津島神社③
 思楽句碑
(本名は島谷栄吉、明治期に
活躍した福島の俳人・飛脚問屋)
の句。 
<思楽の句碑>

「卯の花や 
  清水のすえの 
    里つゞき」
 大江丸の句は、
<大江丸の句碑>

「能因に 
  くさめさせたる         
    秋はここ」
 藤沢周平の『一茶』
ゆかりの名前が大江丸。
 江戸の通称は嶋屋佐右衛門。
 一茶に影響を与えた人。  
<句歌碑>
        
 二所の関址には、
松平定信が
この境の明神より東側・東山道に
白河古関の址を定めた後、
現在に至っても所在地に諸説紛々。
<古峯神社石碑>

 この大きな石碑は
その一つの証だと主張する。 
 何ともはや。    
<白河二所の関址碑>