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貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

山形市立石寺④「景寂佳寞として心澄み・・・」芭蕉の山寺感

2025-03-26 15:33:46 | 日記
令和7年3月26日(水)
山形市立石寺④
 宝物殿、念仏堂を

通り過ぎると、
「山門」が見えてくる。
 鎌倉時代に建立された
といわれているこの山門は、
開山堂や五大堂などへの
登山口となっている。 
<山寺登山口>

          
 奥の院まで、
800段を越える石段を
登らなければならない。                                                                                 
 日本を代表する霊場の登山口に。
 ここは4度目。 
 横浜に奉職した2年間で、
福島大学から同じ職場に来た後輩が、
連れて行ってくれたのが最初。 
 当時の印象とは大違い。
 目的が違うからだろう? 
 芭蕉は、
『奥の細道』で、
山寺のことをこう記している。                  
 「山形領に立石寺と云山寺あり。
 慈覚大師の開基にして、
 殊清閑の地也。
 一見すべきよし、
 人々のすゝむるに依て、
 尾花沢よりとつて返し、
 其間七里ばかり也。
 日いまだ暮ず。
 麓の坊に宿かり置て、
 山上の堂にのぼる。
 岩に巌を重て山とし、
 松栢年旧、
 土石老て苔滑に、
 岩上の院々扉を閉て、
 物の音きこえず。
 岸をめぐり、
 岩を這て、
 仏閣を拝し、
 景寂佳寞として
 心すみ行のみおぼゆ 。」。
<可愛いお地蔵さんと風車>

~つづく


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