令和7年8月26日(火)
福井市永平寺③
柄杓で汲んだ水で手を洗い、
そして、
柄杓の底に残った水を
川へ還されたという
道元禅師。
その風を慕い、
その風を慕い、
多くの人がまた永平寺の門を
くぐってその教えを汲む。
永平寺の境内には
川が豊富に流れていて、
年中絶えることがない。
かつて食べ物やその他のものが
十分になかった頃でも、
水が不足することはなかった。
そのいくらでもある水でさえ
粗末にしてはいけない、
大切にするように。」
という道元禅師の教えを意味する。
今も「吉祥閣五訓」として
今も「吉祥閣五訓」として
英々と受け継がれている。
<吉祥五訓>

芭蕉は、
『奥の細道』では、
「五十丁山に入りて礼す。
「五十丁山に入りて礼す。
道元禅師の御寺なり。
邦畿千里を避けて、
かかる山陰に跡を
残し給ふも、
貴きゆゑありとかや。」
と記している。
山頭火の句碑がある。
と記している。
山頭火の句碑がある。
<山頭火の句碑>

「生死の中の雪
降りしきる」 。
座禅修行の真っ最中で、
参拝することができない所も
多かったが、
建物とともに言葉の重み、
心身とも震撼を覚ゆ
ひとときを過ごす。