令和7年9月4日(木)
福井市: 玉江跡:朝六つ橋
<朝六つ橋>

『奥の細道』には、
「漸白根が嶽かくれて、
比那が嵩あらはる。
あさむづの橋をわたりて、
玉江の蘆は穂に出にけり。
鴬の関を過て
湯尾峠を越れば、
燧が城、
かへるやまに初鴈を聞て、
十四日の夕ぐれ
つるがの津に
宿をもとむ。」
と記されている。
<朝六つ橋解説碑>

朝六つ橋は、
清少納言が『枕草子』で、
「橋はあさむつ橋」をあげ、
催馬集にも歌われて以来、
藤原定家、
松尾芭蕉の歌句に
詠まれた名所である。
その後、
その後、
近世には、
宿場町として
また交通の分岐点として発達。
今は俤なし。
<西行と芭蕉の句歌碑>

西行の歌は、
「越に来て
冨士とやいはん
角原の
文殊がたけの
雪のあけぼの」 。
芭蕉の句は、
芭蕉の句は、
「朝六つや
月見の旅の
明けはなれ」
が刻印されている。
が刻印されている。