キッチン・トランスレーターつれづれ日記

つれづれなるままに日々のよしなしごとを綴ります。本、風景や花や料理、愛犬の写真などをご紹介。

すみれ--Veilchen

2020-04-21 15:36:27 | 季節の花々
         

        ゲーテの詩にモーツアルトが曲を付けた「すみれ」という歌曲

        があります。「野原に小さなすみれが咲いていた。ほんとにか

        わいいすみれが。そこへ羊飼いの娘がやって来た。ああ、あの

        娘に摘まれて、ほんのつかの間胸に押し当てられたら、死んで

        もいい。でも娘は小さいすみれに気も付かず、踏んづけて行っ

        てしまった。でもいいのとすみれは思う。あの娘に踏まれて死

        ぬのだから」同じゲーテに「野ばら」という詩があります。こ

        ちらは男の子に摘まれたバラが、そのとげで刺して抵抗するの
     
        です。華やかなバラと、ほんとに小さいすみれの違いでしょう

        か。でもその濃い紫色の深く美しいこと。日本人の私にはドラ

        マチックなゲーテの詩より、芭蕉の句の方がしっくりきますが。

         山路来て何やらゆかしすみれ草

        

        道端に咲いている春紫苑(姫紫苑?)も別名貧乏草なんて言わ

        れ、しょぼくれた印象ですが、よく見るとかわいい。

        

        雑草と言われる花たちは強い。ブロックの穴からも元気に咲き
       
        こぼれています。

        

        もう鈴蘭が咲いていると思ったら、これはナルコユリという

        花だそうです。

        

        ツルニチニチソウもあちこちに咲いています。かわいいけれど、

        繁殖力旺盛な強い花です。

        

        

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